勝手にしなさーい! ドゥイーン! ドゥイーン!

 8時45分に学校入り、本日は国語科の年度末会議。

 先ずは午前中に、センター試験・東大の入試問題検討。私は今年度の高3現代文を担当したので、センター評論・小説、東大第一問・第四問について資料プリントを作成してプレゼンテーション。他、京大・一橋・九大などの授業を(来年度以降)どうするか、などの話し合い。古文・漢文もそれぞれ授業をご担当の先生からのご説明。

 この会議で私、今年度の東大古文・漢文の予備校解答を初めて見たのですが、漢文の最後の問題(文系なら問四、理系なら問三)の答えが、三大予備校で全く違うものになっていて驚きました。具体的に言うと、S&K予備校とY予備校とで内容が真っ二つに別れてまして(正解は多分後者Y予備校の方です)。
 今年の蘇軾漢詩は確かに本文自体が難しい問題(且つ東大でも珍しいほどの良問)ですが、予備校のプロがその読解を誤るはずはない。ではどうして予備校間で答え(方)が別れるのかというと、設問の読解に差が出たからですね。ここであんまり詳しく言っても仕方ない話ですが。K予備校は昨年の古文で失敗しており、その時は内部の(解答例を作成した方とは別の)先生から「あの解答で大丈夫なの?」という声が上がったそうです。

 会議はその後、高3校内模試作成担当者割、会計報告、国語科主任・会計係の担当者変更、その他……と進んで恙無く終了。その後、国語科の蔵書整理を全員で行う(大量の献本を「きびって」廃棄する)。

 15時までデスクワークの後、一旦帰宅。自宅徒歩1分のHさんに電話して、職員室に保管している戴きものの一升瓶3本を預かってもらうようにお願い。徒歩通勤の道ですが、瓶を3本抱えて歩くわけにもいかず、タクシーで移動しました。
 Hさんちに置いたお酒は、日本酒「水芭蕉」、焼酎「伊佐美」「森伊蔵」。日本酒は我らがA組お笑い王Nくん、「伊佐美」は高3某女子、そして泣く子も黙る「森伊蔵」は我らがA組日常性の維持担当Eくん。
 「これは、万札を何枚もうちに置いていくのと同じことよ~」と、感心というか唖然というか、お茶とお茶請け(蕗と新たけのこの煮物)を出して下さいながらHさん。ですよね~。
 Hさんには旅行前のご挨拶も兼ねて。明日のお弁当を作ってあげようか、という申し出は駅弁が楽しみなのでと丁重にお断り。その代わりでもないですが、東京から戻って来た日にHさんちにお土産(品川珈琲)をお届けし、そのまますき焼きパーティーをすることが決定。お酒は、これまた先日私が我らがA組万年出席番号1番のAくんから頂いたシャンパンを開けます。

 クリーニング屋に洗濯物を出して、選択済みのものを引き取る。家の洗濯機で乾燥まで終わってた下着を畳む。トイレ掃除、風呂掃除、の後そのまま入浴(国語科掃除で汗をかいたので)。
 国語科で一年に一度の懇親会は、三月末の「忘年度会」。幹事は私でお店は魚の美味しい「U」にて。非常勤の先生お三方も揃って12人で和やかなひと時。これは、飲み会というよりも食事会のニュアンスが強いですね(12人中5人は飲まないので)。

 で、飲む方5人と飲まない方1人で、二次会にまで行ってしまって場所はイタリアンの「C」。チーズやピザなどの軽食をつまみに、私はビール、他の人は白ワイン。
 一次会は主に国語・仕事の話ばかりでしたが、二次会は完全にはっちゃけて趣味の話。流石国語科というかなんと言うか、皆さん映画・演劇に造詣が深すぎて、私は全くついていけません。年下の後輩先生と、
 先輩「日本の映画女優なら?」
 後輩「『ひみつの花園』の西田尚美です」
 先輩「あの、濱田マリが『ほ~ら春咲小~紅~』って言ってる時に前傾姿勢で自転車漕いでるやつ?」
 後輩「予告じゃないですか。そのシーン、本編には出てこないです」
 先輩「だって、予告しか観てないもん」
 と、全くお話にならない先輩役立たず。あ、でも、池松壮亮大竹しのぶと、黒木華白石加代子とが「似て蝶」だというのが賛同を得たのは大変喜ばしい。ついでに、全員に「アニメデモミー賞」が如何に面白かったかを紹介できたのも。