休めることはできなくて 心を何にたとえよう

 春から理Ⅲの64回生Nくんから職員室に、私宛の電話。毎年出版されている『天才たちのメッセージ 東大理Ⅲ 合格の秘訣』(データハウス)に原稿を依頼されたそうで、現代文の授業(添削)プリントを本に掲載してもよいか、と聞かれました。相変わらず礼儀正しい方だなぁ、と感心。勿論、諾。天才が褒めて下さるというなら尻尾を振りたくらいでか。

 母君からの電話。実家に死蔵状態だった大量のCDを全て買い取り業者に引き取って貰ったそう。「2万になった!」ととても驚いてお出ででした。勝手に売り払って申し訳ないと仰いますが物置代わりにしていたこちらこそなわけでして。

 長い長い職員会議(実に4時間!)、その後は長い長い職員室掃除。掃除とともに、各先生の(新年度の学年所属に合わせた)机の引っ越しも。例えば、昨年度は高3の副担任だった私は、今年度は高1の正担任になりますので、職員室入り口から最も遠かった高3の「シマ」から、その2列手前の高1の「シマ」へと移動します。
 掃除の間は、職員室のゴミ箱・シュレッダーを空にする、一つ積んでは母のため的な功徳をここぞと。大量のゴミが出ますので、業務用ゴミ袋を手に職員室を何周しても切りがないお百度参り。

 さて、本日が職員会議、明日が一日休みで担任は新学期準備、明後日が入学式。
 「としたら今日しか飲む日は無いやろ」とベテラン体育先生が相変わらず素敵。先々日の日記に書いた「新年度会」。今回は大先輩孝行で体育先生の自宅そばのお店を選び、西鉄電車乗り換え20分。割烹「A」は刺身を中心に料理が美味しいお店で、年に一度くらいのペースで訪れています(勿論、毎回体育先生と一緒に)。今日は、ウマヅラハギを丸ごと1匹刺身に。ポン酢と肝醤油とで。飲み物は、ビールを2杯ずつと、「赤霧島」の4合瓶を1本。
 体育先生は、高1A組の担任を3度(57・60・63回生)なさっておられるので、今年度からの担任における注意点を細大様々教えて頂く。ハードルがめちゃくちゃ高いんですけれども、先生から教えていただくと何となく出来ないわけでもなさそうな気がしないでもなくなってくる(←書き方は弱気ですが)のが不思議で、これが教師力なのね。

 出来ることから一歩ずつ。先ずは、飲み会前に西鉄K駅の文具店で買ったクラス掲示用のカレンダー、これを「A」店内や帰りの西鉄電車に忘れることなく持って帰ること。
 帰宅後、カレンダーをちゃんと持って帰った自分を褒めつつ、ほろ酔い入眠。