生きてないとこもいい

 通常授業。5時入りの職員室で授業準備その他デスクワーク。2限は高3文系漢文で、3限は高1Aの現代文。高1A(外進組)と高1B~E(内進組)とは教材が別々に分かれているので頭が混乱しますね。今日の授業は中沢新一『自由論』。4限・昼休み・5限の時間を使って高3漢文の答案添削を行って帰りのSHRで返却をしてもらうよう担任に依頼。6限は学年会議。7限はコーラス練習を特別教室で行います。

 学年会議にて。学年主任(B組担任)は合唱を長年の趣味として続けられており、サークルで定期的に発表会を開かれておられるお方。
 B組「今日の7限のクラス別練習、私が各クラスを回って指導をしていきましょうか」
 E組「そりゃ助かる。高1はまだまだだから」
 A組「A組を最後にしてもらって良いですか? A組だけ別棟の特別教室で練習してるんで」
 B組「分かりました。じゃあ、E・D・C・Aの順番で回りますんで」
 C組「自分のクラスは指導しないの?」
 B組「Bは、まぁ(フッと笑って)」
 このオッサン自信あるな、と私以外の3人も思ったはず。

 とは言え、内進組とは違い、彼らなりの一生懸命といい加減とが未だ調和の域にはとても達していない(絶賛人間関係構築中の)A組ですから、専門の方に指導して頂くのはとても有難いことで。実際、主任先生の指導で20分ほど歌ったら、「1日でこんなに上達するのか」と指揮者氏が驚くほどに歌が変わったのですから。主任先生曰く、「A組はまだまだだけど伸びしろは一番ありそうかな」と。

 「伸びしろ」と聞いて思い出すのは63回生文系高2Aの担任時。以下、2013年4月13日の日記を引用。
 【課題テスト数学、春休み課題のノート提出(難)で30点分、それを受けた筆記試験(難)で70点分、合計100点について私のクラス文系A組の平均点が……にににににに、29.9点っ! 映画『CUBE』のオープニング、金網ジャン! で一気にオッサンがサイコロ粉砕されたみたいな衝撃、一歩歩いたら身体が粉々になるんじゃないのかとさえ感じながら向かったホームルームで。
 一同「わははははははははははははは」
 担任「笑とけ笑とけ……って笑えるかっ! お前ら筒井康隆かっ! 正直に手を挙げろ、ノート出してない人?」
 半数近くの手がジャン! って軍隊式に挙がる。
 担任「そら点も出んわあっ! ……ノート点平均が15点として、70点のテスト点の平均が10点ちょい。課題やらんかったらそらテスト点だって取れんわなぁ、これがどういうことかあんたら分かるかっ!?」
 生徒M「俺たちには、伸びしろがあるっ!」
 頭の中で、何か大事な物が壊れる音が聞こえたよ。
 担任「その通りだあっ! 今から『プロジェクトX』が始まるっ!!」
 職員室にて担任団。
 英語「あはは、『プロジェクトX』はいいねぇ。風の中のす~ばる~♪ って。2年後が最終回なんでしょ?」
 国語「分かりませんよ。ヘ~ッドラ~イ、テ~ルラ~イ、にゅうが~くが、決まら~ない~、た~びは~まだ、おわら~ない~♪ とか言ってアンコール放送が始まるかも知れませんし」】(引用終わり)

 「伸びしろ」ねぇ。結局前記63回生文系は、現役時(一昨年度)の合格率は「例年並み」、浪人1年目(昨年度・アンコール放送)の合格率は「やや良い~良い」だったもんなぁ(特に早慶は通り過ぎ)。結局「伸びしろ」発言のMくんは現役で神大だし。
 さて、コーラスですよ。「きみ歌えよ」……じゃない、「大切なもの」と「3月9日」。

 緑川ゆき夏目友人帳(20)』読了、★★★★。
 新久千映『yeah! おひとりさま』読了、★★★。
 久々にTV番組をリアルタイムで視聴。『マツコの知らない世界』の水森亜土さんの部分だけ。勿論、録画もしています。可愛すぎるし多才すぎるし。マリリン・モンローについての「生きてないとこもいい」というのは残すべき名言。

 5月黄金週間の上京旅行は3日から7日の4泊5日。Twitterで誰か遊んで~、と募集をかけたらあらそんなに簡単に決まるの? というレベルでスケジュールが埋まってしまいました。この指に止まって下さった方々に多謝。
 3日:夜56回生
 4日:夜63回生
 5日:昼TQC18期/夜TQC18期
 6日:昼63回生/夜64回生&56回生
 こん平の鞄風に言えば4日の昼が空いてますね。あと、6日のランチは本当に毎月会ってる我らA組東大Eくんのリクエストで「おいしいカレー」なんですけれども、ここに一緒に参加する(同じくA組東大の)B&Mくん、のMくんの方は私が現在担任をしている高1A某嬢のお兄様。何というか、ご兄妹揃って私が担任という形でご迷惑をおかけ致しまして申し訳のない限りで。