蛍のような提灯を 星へと運んでゆく

 5時入りの職員室で授業準備と手すさびの日記更新。この日記、4月からまた閲覧数が増えているんですが、多分高1なんでしょうね。
 1限の高3授業は東大漢文を使った文系の演習授業で「本を貸す馬鹿返す馬鹿」を批判した文章。明日・明後日は学園祭なので、答案の返却は5月1日になります(1日は日曜ですが出校日で、その後の2~8日の一週間が休み)。

 その休みの間の上京は、3日出発で4泊。夜のお店の予定は以下の通り。
 3日:白金魚 PLATINUM FISHバル(新橋)
 4日:韓二郎(池袋)
 5日:熊本バル うせがたん(神泉)
 6日:ぐいのみ大(大塚)
 3日は56回生のいつメンで徹マンまで行くかな。5日は昼からず~っとTQCの18期。6日は64回生Tくんの20歳のお祝いで、その後56回生のMくん(警察庁)が合流する予定です(官僚志望のTくんのお世話をMくんに託しているので)。

 2日(月曜ですが前日出校日のため代休)からの上京ではなく、何となく3日にしておいた自分の判断を褒めたい。
 1限終了後にタクシーでF校親玉大学病院に生き、母君と2人で主治医のY先生からMRIの結果を伺いました。結論としては、一昨年12月にガンマナイフの施術を行ったK市内のS病院での受診を5月2日に行います。恐らく、2度目のガンマナイフが必要になるだろうというお話でした。上京を3日からにしていたお陰で、2日は私も付き添えます(母君から「仕事ならば来なくていい」と言われましたが、「代休ですので」とお返事)。

 さて、母君の方は二度目ということもあり覚悟を決めておられた様子。首から下は何の異常も無しということで切った貼ったの話にはならなかったことに安心したという体です。仕事への影響も最小限(多分2、3日程度の休みで良いレベル)で済むようですし。
 勿論、S病院受診の結果を聞くまでは何の楽観も出来ないのですが。

 親玉病院の受診が12時過ぎに終わり、会計の後でタクシーに飛び乗る。JRの駅で母君を降ろし、そのまま学校へ戻ります。「男く祭」の備品移動は12時35分開始で、職員室に飛び込んだのは12時30分でした。出たとこ勝負に勝った形。
 備品移動は、2年前に63回生Oくんが大改革を行った結果、数時間の待ち時間をただただ無為に過ごすしかなかった作業が僅か30分足らずで終了するものへと生まれ変わり。それでも退屈そうにしている高1Aの方々は、監督中に一部生徒がケンカをするというオイタもありましたが(先輩に一喝されました)、総じてスムーズに終わった感じ。

 14時頃から、食品バザー「囃し芋」の教室セッティング作業を開始します。掃除をし、机を並べ、調理器具を運び込み、看板を作り、その後は手作りの飾りを壁やテーブルの上にあしらいます。店長・会計長・調理責任者・美化委員・備品委員、等々の中心メンバーとお手伝い有志。不参加の生徒もいますが、明日の本番はシフトを組んで全員が何らかの仕事を手伝うのですね。
 私と副担任の英語先生と、生徒3人で買い出し。業務用スーパーで、マッシュルーム缶詰、豚肉細切れ、そして販売用のペットボトルを購入です。代金は全て私が立て替え、GW後に返還の予定。ペットボトルは200本を仕入れ、それを冷やすクーラーボックスは「もりき」のつてで魚釣り用の超巨大なものをお借りしています。買い出しの間に、女子生徒3人が一生懸命洗ってくれました。

 さて、一昨日自宅徒歩3分のダイレックス大学芋の素を買ってくるようにお願いした某くんが、「えっ、あれって明日要るんじゃないんですか?」とまだ買ってねぇことが判明。「いや、使うのは明日だけど、6時半の調理開始時から使うから、今日持って来なかったら明日は始発で登校してもらわないといけない」
 某くんの家は遠く(そらそうだ片江です)、6時半の朝到着はほぼ不可能。となると手は一つで、「今から、家まで行ってまた学校に戻って来ます!」

 手作りの飾りは提灯やお花やとこれは女子がメイン。中心メンバーの指令で私も手伝わされました。その他、学校近くのコンビニで有志へ差し入れのお菓子を大量に買い込み、顔見知りに店員さんに両替(明日の釣り銭用の50円玉を大量に)をお願いしたりも。
 17時が作業終了時刻ながらやはりそれでは終えきれず、19時までの延長届けを出すことに。メンバーの名前を全て書き込んだら、51人のクラスで23人も残ってくれていたので驚き。こういうの、嬉しいですね。ただ、女子も居るし普段の下校時刻が18時だということで、18時には作業を終了して全員下校してもらいました。

 その全員下校の直前に、大学芋の素をもった某くんが教室に走り込んできました。「買ってきました!」「おぉ、メロスが戻って来た!」

 さて、明日の調理開始は6時30分からで、寮生を中心に有志が総出でサツマイモ・玉葱を刻むという作業を行います。私はその前、いつものように5時から出勤し、15㎏の米を徹底的に研ぐ作業を行う予定です。さて、プリントだけは準備している体験授業の板書計画、今日までやる暇も無かったけれどもどうしようかなぁ。
 「もりき」に歩く道すがらに母君に様子を尋ねる電話。イカ納豆を肴にビールと日本酒。私がいつも座るカウンター端の席に、Hさんが帰省中のご子息と2人で坐られており。仲良く鴨鍋をつついています。ご子息くんが「池ノ都先生ですか?」と4分気付かなかったのは最後に会った時と比較して私が痩せていたためだそう。

 さて、明日は「男く祭」@F校会場。私はひたすらハヤシライスの米を炊く仕事をして、体験授業を1時間。56回生Yくんが遊びに来るそうなので、夜は2人で「もりき」を予約しました。