自分にとって、恩倖、これに過ぎたるは莫い。

 国語科の後輩先生と。
 後「池ノ都先生、来週の校内模試の問題検討会議の日程ですが」
 私「僕はいつでも良いよ~」
 後「先生はもう問題の準備を?」
 私「あれっ?」
 後「?」
 私「えっと、どっちだと思います?」
 後「あっ、すみません……」
 う~ん、幾ら不慣れな(不向きな?)担任やってるからって、そこを見損なわれる程忙しそうに見えてるならいけないなぁ。

 なんてことを言いながら、忘れる仕事は忘れるわけでして。明日は職場の正式な(フォーマルな)歓送迎会@市内某ホテルなのですが。幹事団の英語科女性パイセン先生と。
 私「明日の歓送迎会って、二次会について考えてます?」
 英「そうなんよ。池ノ都くんに頼んどかないといけないのをすっかり忘れてて、どうしようって幹事団で」
 私「僕も完全に失念してて、どうせ頼まれるんだから押さえとくべきでしたね」
 英「今から押さえられる?」
 私「やっときますね。週末で込んでるし、20人規模の予約はかなりきついから、店のグレードは不問で」
 英「宜しく」
 我ながら奇蹟だと驚きましたが、会場ホテルの正面にある居酒屋の座敷が押さえられました。20人までなら大丈夫な部屋で、二次会用コース&飲み放題。
 上限が20人ということで、20人分のインビテーションカードを作成。これを料金と交換方式にして、20人以内に人数を抑えることにします。

 表現実習は「たった6語の物語」、春休みに外進A組の宿題にした課題を、今度はB~E組のメンバーにやってもらったので添削をガシガシ。全体的に見たら、やっぱりA組の方が上手に遊んでます(まだまだ内進は堅い印象)。とは言え、中には光るものも多くあって流石F校生。
 See the clock like seeing teachers.(教師を見るかのように、時計を見る)
 Yes I can, but I won't.(私はできる、だがやらない)
 前者がいちばんスマートだという評価は私と英語科パイセンとで一致。後者は、進学校あるあるを端的に示して秀作。こういう風に考えている生徒、本当に多いんですよねぇ。何気取りだよ、っつったら「山月記取り」なんでしょうが。

 授業は午前中のみ、午後は年休を取って、本日退院の母君と一緒に術後のお話を主治医の先生からお聞きしました。料金の支払いを済ませ、軽くお茶を飲んでからJRまでお見送り。明日までは大事を取って仕事をお休みされるそうですが、施術直後に電話がかかって来たことからも分かるように、利用者からの連絡は多いのでしょう。負担でもあるし、救いでもあるんじゃないか、と(勝手に)考えています。

 夜は、K市の母・Hさんと小料理屋「A」にて一献。その後、カラオケつきの小料理屋「S」にて二献。色々安心して、ついつい飲み過ぎてしまったことを、後で反省することになるのですがこれはまた別の話。