今さら立っては歩けない かといって

 金曜日から第1回定期テスト、のヒントとして解答用紙を各クラスの黒板に掲示。そこから出題内容を類推するのは、不可能ではないですが難しい。A組でも、「文章は5つなのに」「大問が2つしか」「なぜだ」 相談の果てに、一つの大問の中で複数の文章を並べ、2つ以上の文章の関係(異同)が問われるという結論に、誰か辿り着くことがありましょうか。辿り着かなかったら、出来るのは単なる「定期」の勉強で、辿り着いたならそこからが本格的な「現代文」の勉強です。とまぁ、F校の生徒は頭が良いので、どんな問題を出してもその場の機転と思考力とで対応しようとしますが(最も生徒の頭が良くなるのは、試験中に真剣に物を考えている、その50分間だ、というのが持論)。

 以下、1ツイート140字。
【17時の掃除終了後、面談30分、現代文の相談30分。一人目は理二志望、ロボット工学に興味のA君。次が文一志望、内閣法制局を希望のB君。で、二人との話でドライブ、B君に「現代文の試験における三つの言葉」を語っている最中に、身体の中でスイッチがカチッ、と入る音。あ、担任行けるわ、と。】

 夜は、英語科女性パイセンとさしで炉端焼き「Y」。5000円で料理はお任せ、ビールと日本酒とが飲み放題という形式。日本酒は筑後の全ての蔵を(私より年若い)マスターが巡って直買い、肴は調味料に至るまで地産地消(福岡・佐賀。一部魚介のみ関東)。日本酒のグラスは交換無しで、注ぐのは自席と店内の巨大冷蔵庫とを往復しながらセルフサービス。「これ、注ぎに行くときに足がふらついたら終了の合図だね」とか軽口を叩きながら。
 K市版「産直や たか」ってところですかね(あそこまでの高級店ではありませんが)。今度、55回生KくんがK市に帰省した時にでも誘ってみようかなぁ、とツイートしたら即座に「是非」とリプが。私が上京する度に会ってたんですけど、お忙しいのか飽きたのか、ここ1年弱くらいは顔を合わせて居らずなんです。

 内田樹平川克美名越康文『僕たちの居場所論』読了、★★★★。粗製濫造を(謙遜半分で)自認するツイートを連発している内田樹先生ですけれども、同工異曲の床屋談義がいつ読んでも面白いのは偏に話芸のなせる技でして。