夕闇古書市

 だから本は片付けてはいけないんです。
 国語科の自分の机の上・周り・デッドスペースに床積みしていた本を「いい加減なんとかして欲しい」と言われて片付けたんですけれども、箱詰めして積んでしまったら、もう本は取り出せなくなります(死蔵です)。
 朝、卒業生から「命令の言葉と説得の言葉というのが出て来た文章の出典を知りませんか」という質問があり、片付ける前なら即座に林達夫『歴史の暮方』(中公文庫かクラシックスか)を取り出せたのに、山積みの下の方の箱のどれかだよなぁ、と指をくわえるばかりで。結局、かつてその文章を使って作成した校内模試の問題本文を印刷して事なきは得ましたが。
 繰り返します。本棚に入る程度の冊数ならいざ知らず、大量に本を持ってる人、そこのあなた、本は片付けてはいけない。「獺祭」しときなさい。

 授業は高1が4コマ、放課後17時から高3の東大理系漢文特講が1コマ。今年の授業・特講は、高1B~Eと高3文系が温和しい、高3東大理系が例年並み、高1Aがやや元気、ってところですね。

 夕食は家の近くのラーメン屋「M」。ここの野菜ラーメンは、シンプルな豚骨ラーメンの上に乗っかった野菜炒めがシャッキシャキで美味。実験的に居酒屋利用してみたら、ホルモンも餃子も野菜炒めも酒(ビール&焼酎)の肴になったので(〆のラーメンまで1軒で終了!)、たまの利用も悪くないかな、と。

 後藤正文『何度でもオールライトと歌え』読了、★★★。ブログ本。「思う」文末連打の正直拙い文章なのですが(そら、吉本ばななのようにはいかんわな)、誠実さはしみじみと伝わってきました。因みに、この方(々)の楽曲は、私はオツカル様のカラオケでしか聴いたことがないです。