浮き足立って 膨れ上がった自尊心?

 以下、「テレビ・ドラマ解説者」という肩書きをお持ちの某氏のコラムからの引用。
 【「トットてれび」を観ていると、『数字うんぬんよりも、いい作品にしよう』という、彼らの強烈な自尊心を感じてしまう】
 ……信じられます? これ、批判してる(つもりな)んですよ。「彼らの強い矜持が伝わってきて胸が熱くなる」という感動を伝えてるんじゃなくて。コラムでは、不景気と自主規制の民放各社ドラマ班は予算時間潤沢な「トットてれび」のクオリティに「ずるい」としらけムードという記述に続いて、要は格差社会においては持てる者が自尊心を持てない競争他社に配慮して自尊心をひけらかすなと言いたいんですよ。
 大体なんだよ「ずるい」って。作り手が袋小路の僻み根性に陥ってる上に、プロの解説者が叱咤の一つもなくそんなど腐れ根性に靡くってどういうことなんでしょ。先に批判するという結論ありきで書いていくら何でもの無理筋に終わったコラム、実は裏から民放各社に対する批判を書いてるんじゃないのかと何度か疑って読み直してみたんですけれどもダメでした。
 テレビって、本当にもう終わってるんですかね(地デジ化以来、5年弱離れてた間に)。

 5時入り職員室でデスクワーク。1~4限授業、保護者面談3人(開業医のお子様が文系キターっ!)、高3東大理系漢文特講。んだけ働いたらもう文句ないやろ、と二日市に出て夕食は「月空」。和牛モモ炙りのカルパッチョ