委員長 二年連続委員長

 来週月曜日配布の学級通信から抜粋。
 【A組の生徒は、携帯電話・スマートフォンの扱いについて、他の4クラスよりも随分ルーズな様子です。恐らく、これに該当する生徒に関しては、家庭・中学校・現担任による三位一体の甘やかしの結果としてお子ちゃまに留まっているのではないかと拝察します。33.3%分、陳謝いたします。】
 明日、51人分の通知表担任所見を一気に書き上げるためのモードに徐々に体を切り替えている最中なので、ちょっと文体が「荒ぶって」(というほどではありませんが)いるかも知れません。まぁ、Twitterの140字が180字に変わった、くらいのテンションで書きます。63回生のコメントを書いてた時の感触を思い出しつつ。

 国語「いや、実際ね、全部教員の責任なのか、と。家庭が大きいやろ、と」
 英語「でも、教員はそれは口に出せんやろ。っつかお前、通信とか所見とか、よく文字に残せるよね」
 国語「(ブログもね)そりゃ、大事だと思ったなら可視化・客観化しないとさ。大体、文字に残すっつったら、保護者も教員へのメールで絵文字使う時代じゃんか。お互い様ですよ」
 英語「え? 絵文字は普通やん?」
 国語「教員の方がその感性だっつーなら国語科は逐電遁走あと白波だわ」
 英語「何それ?」

 総長の職員室で、通知表の「所見以外」のデータ入力。出席状況、学級活動、部活動、検定記録その他。公立中出身の51人、漢字検定を持っている生徒が多いのが意外でした。あと、やっぱり欠席遅刻の皆無は感動的なレベル。これらデータと成績・普段の様子を元に、担任所見を書くのですね。内容は、既に頭の中で煮詰まっているので、あとは文体の問題。63回生のときみたいに、「高田純次的適当発言」とか「『くやし杉内』とか言ってる場合じゃない」とか「昭和風イケメン」とか、思いついたこと何でも書き散らかしていいのか、ということですね(女子への配慮で)。

 課外授業は6限ですが、土曜日は通常通り4限授業。
 放課後の「3分間スピーチ」は、51人と担任の計52人を12ヶ月の生まれ月で分類してそれぞれの性格の傾向を披露する、という趣向。私(8月)は、自信家で「俺について来い」ってタイプだそうで、教員に向いてるってことで良いのかしら。

 14時に自宅に戻り、今日はいよいよ欠陥住……じゃない、これから全面リフォームをして生まれ変わる予定のお部屋から市内ホテルに引っ越す日。予定では3週間~5週間の「城の崎にて」。業者さんが工事の準備(養生や家具の解体・移動)を行っている間に、ホテルに持ち込むものを準備します(と言っても、衣類・本・CD・貴重品のみですが)。
 カビに侵された寝室クローゼットの中のあらゆる衣類、カーテンやカーペット類・寝具は、施工業者さんの責任で全てクリーニングに出して良いという話。そういう補償の相場というのは分かりませんが、出していただいて良いと思えるものは出してもらう、出していただく必要はないと思うものは自弁する、という方向で行こうと思います。

 例えば。
 要するに、自宅の中にあるクリーニング可能なものは全てクリーニングに出す(ベッドマットなどの寝具は数週間かかりますが、どうせ1ヶ月帰らないんですしね)わけですが、全て合わせた5万円超のうち、私が先日東京で着て東京で汚したものを自宅まで宅急便で送った礼服(56回生Oくんの披露宴で着たもの)については、施工会社からの補償をお断りしました。勿論、実際に着る前はカビ胞子のクローゼットに吊るしていたとは言え、これに関してはとどめをさしたのが私なので、お金を出してもらうというのは「身体が気持ち悪い」。これは、何人かから言われた「どうせ業者も保険に入っているわけだから」という割り切りとは別の、生理的な問題です。
 立ち会った業者の方やクリーニング店の方は正直面倒くさかったでしょうが、一つずつ私が選別して、補償してもらうもの(4万弱)と補償の必要のないもの(1万円前後)とを分けて代金を払いました。補償分の領収書は、私が保管しておき、後日現金と引き換える手筈。業者さん曰く、ホテル発着のタクシー代も全て持ってくださるそうですが、例えば学校の往復はできるだけ徒歩にする(自宅から学校までは15分、ホテルからは25分)ようにしたいと思っています。もうすぐ課外が終わって夏休みに入るので、学校入りがフレックスになって都合が良いですね。

 工期1ヶ月間、自宅の合鍵を業者の責任者氏にお貸しすることになる借用書。全ての工事が終わったら、鍵を丸ごと付け替えるのでご安心を、と言われて「信用しているので結構です」と言いかけたのですが、これは業者の方の都合か、と思い直して諾。色々と気を遣うことが多いです。

 業者の車に荷物を乗せて、一路ホテルへ。一番街(アーケード街)ど真ん中のWホテルの禁煙室に1ヶ月。先ずはクローゼット(自宅の4分の1)に衣類を吊るし、その下に下着類の収納ケースを置きます。本棚のスペースなどは勿論ありませんので、ベッド上のスペース深さ20cm、幅1mを即席の本棚にして、とりあえず最近買った十数冊を並べる。
 同窓同僚数学からは「ホテルで1ヶ月も過ごしたら、家に帰りたくなくなるかも」と言われましたがご安心、ホテルの部屋は狭いし暗いしベッドも浴槽も自宅より小さいし、お話になりませんの(おほほほほほほ)。
 狭い狭い浴槽で汗を流して、タクシーで「もりき」へ(これも領収書を取ろうと思えば取れるそうですが、飲みに行くタクシー代を出してもらう非常識はさすがに)。引っ越しました! とご報告。実験と思って帰りは歩いてみましたが、ビール2本と日本酒2合半の足で20分というところでした。