遠くはなれた母の声におまえは

 昨日の飲み会に参加した63回生理系某氏が、国語科の後輩先生を指して「あの人はセンスしかない」と。一瞬、もの凄く失礼な上から目線か、と思いそうになったけれどもそう言えば違うんでした。
 若者は、「果てしなくある」の言い換えで「しかない」を使うことがあるんでした。論理的に考えたらおかしいんですけれども……。

 本日は母君の月一検診@F校親玉大学病院。
 昨日の日記に書いた通り職員研修会が流れたので、何の縛りもなく8時30分に病院へ。50代も後半(還暦間近)の母親の検診に30代の息子が毎回ついてくるというのはおかしい、と母君は毎回仰有るんですけれども、絶対に来るなという程でもないみたいなので毎月私も病院に通っています(丁度、月一で届く「野草酵素」と「野草茶」とをお渡しするという用件もありますので)。ちょこちょこと会える時間を稼いでおくのは、絶対に悪いことではないと思っています。
 さて、今回の胸部レントゲン・血液検査も異常なしで母子安堵。母君はやや夏バテ(夏風邪)ぎみで鼻声でしたが、結果を聞いてややお元気になられた様子。病院近くのパン工場のイートインでサンドイッチをもりもりと召し上がってから小倉に帰られました。

 そのパン工場でブランチを取りつつ、母君は頻りにお土産コーナーでの買い物を私に勧めてこられます。曰く、職場でお世話になっている人が居るはずだからその方へお土産を買っていきなさい。断るのもあれなので、八女茶のセットを購入。来客の多い進路指導室にお届けします。
 母君ご自身の日々の健康に対する全方位的な感謝は、抽象的で特定の誰にお礼を言うべきなのかが見えにくい。ですので、私が代わりに具体的行為として現実に表現するという儀礼です。子は、常に親の意を体して存在しているということでしょうか。

 さて、母君とのお話がつい長くなってしまい、国語科の会議には30分弱遅刻してしまいました。
 会議後は、学級通信を作成・印刷し、教室の黒板に課題テストの時間割を板書。もう逃げられませんね、明日から高校生は出校再開です。夏休みは終了、担任の私も明日からは「日常性の維持」に務めなければなりません。

 中島みゆきオールナイトニッポン『LOVE』読了、★★★。伝説の(?)ラジオ番組の文字起こしベストセレクション。音声(声)ではないですがあの雰囲気・テンションは微かに伝わってきます。中島みゆきさんは「レイプされて声の音域が広がるならレイプされてもいい(大意)」等、割と過激な発言をなさる方ですけれども、この本の中でも甲斐よしひろとの対談で「エイズを(接触で)伝染してやる(大意)」等今ならスキャンダルになるようなことも割かしバンバン喋ってます(時代ですね)。

 夕食は「もりき」。ホテル暮らしを始めてから明らかに訪問回数が激減しましたが、もう暫くはこの状態。
 ここの瓶ビールはクラシックラガーなのですが、明日から季節ものの「秋味」に変わります。3ケース注文分が全て消費されたらクラシックラガーに変わる。毎年、私が1ケース分くらいは消費しています(今年は、若しかしたら1ケースを下回るのかも)。