本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる

 授業は5コマで高1現代文の「山月記」。同じ箇所の朗読を5回聴いても全然飽きが来ないというのは凄いことですね。6限中5限が授業で昼休みには生徒面談ということで、隙は全くなく。放課後は、明日に控えた中3・高1の進路講座の会場準備などバタバタ。

 さて、本日の3分間スピーチは、ヤンキー系強面キャラ(本人否定)の男子某くん、キャラ通り「めんでぇ~」と教壇に上がりタラ~ッツタラと喋り始めたその内容が、趣味だという時代小説の秀逸な入門案内で担任の私を始め全員、口あんぐり。確かに本を読んでる姿はよく見てたけどさ、これまでの立ち居振る舞いが今日のための壮大な「ネタ振り」だったんじゃないかと思えるくらいのギャップ萌え(女子だったら恋に落ちちゃうかも)。教壇で私が「私は時代小説は山本周五郎しか読まない(本当は葉室麟も読みますが)から、もう完敗だわ」と言ったのには後から「それって、『樅ノ木は残った』の人?」と来て参りました。

 夜は「もりき」で鯖の塩焼きを肴に「秋味」と日本酒(「仙介」と「雪の茅舎」と)。