カーリー西條のゲーマーズキッチン

 Twitterでの私のとあるツイートにオツカル様が「さすが西條先生」と返して来て、いくら斎藤工に似ているからって人を最上の命医扱いするんじゃないよという意味を込めて「医者扱いされる程までは落魄れてねぇだぁよ」とリプを返したら、特大のカーリー西條の画像が送られてきました。あ、そっちね。
 オツカル様は私のことを「カリスマ先生」略して「カリ先」という、絶妙な下ネタ蔑称でお呼びになるのです。

 さて、本日は中3・高1の進路講座。F校卒のOB・OGを諸分野からお呼びして、生徒は興味のあるジャンルの講演をチョイスするという仕組み。私は「企業」ジャンルの部屋の監督、と言っても生徒と一緒に先生(33回生のW先輩)の講演を聴くだけですが。以下、140字1ツイート。
 【進路講座で「企業」の部屋を監督。講演者33回生W氏は、一橋商からリクルート他の企業遍歴。中高で大事なのは「人への関心」と「事への関心」、「物への関心」を言わない純粋文系は「経営に興味が無いなら絶対東大、学生の質が違う」とズバリ。たった1回1時間、やっぱ極論を言わないとね、と爽快。】

 放課後は定例の生徒面談。本日の男子生徒Aくんは、先日学校内で持ち込み禁止のイヤフォンを指導部長から没収されたうっかりさん。そんでもって、果たして放課後の面談も忘れてしまったようで私待ちぼうけ、やっぱり「うっかりさん」です。こういう、叱られないラインで規律を破るというセンスに欠ける方は、無難に決まりを守って生きるしかありません。あ~あ、来たら(他の先生には内緒で)イヤフォン返そうと思ってたのに。

 半ドンの放課後、ESS部の高1女子グループが、私に質問をするということで90分ほどお話……したのですが、英語ディベートの大会があるというその議題が「日本でベーシックインカムを導入するべきであるか否か」ってもので、要は社会人経験(及びそれ未満であるところの就活経験)を持たない私に「ベーシックインカムについて思うところを述べよ」という命令。事前に、55回生Tくん(東大経済学部からみずほ銀行、高校ではディベート部)という最上先生から20分ほどレクチャーを受けたとは言え荷が重く。実際のお話では、これまで彼女たちが考えて来た論拠・資料について私が質問をして彼女たちがさらに考えを深めるという形で、「全然知らない人」に教えてるうちに自分達で勝手に新しい発見をしていくという流れに持って行った感じでした(また彼女たちが、デキる生徒なんだこれが)。

 夜はふら~っと二日市、焼き鳥「月空」で読書独酌。K市に戻ってから何故か食欲に火が付き、〆のラーメン屋にまでふら~っと。
 北田暁大白井聡五野井郁夫『リベラル再起動のために』読了、★★★★。大きな目的が同じなら小異は無視して協同できる、というのを白井VS北田・五野井という対立を中含みした鼎談(大きな目的は三者を強引に「リベラル」と纏め上げたタイトルの通り)が実証した形で、但しこれは冷静と情熱との両義を兼ねた知識人同士であればという話。さて、それが今の野党連合になるとどうか(「野党連合」に「リベラル」のルビを振れる日が来るか)というと……。