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ああ 卒業式で泣かないと

 5時入りで漢字テスト採点、漢文添削、授業準備他デスクワーク。昼の生徒面談以外は、授業無しのゆったりした一日。

 昨日、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」を9月に卒業した副委員長、63回生のSさんが職員室訪問に。「凄い美人がいる!」「ってかアイドル!」と、職員室の入口には用事もないのに高校(3年?)生が何人も張り付いていました(勉強しなさいよ)。
 幾つか聞いた話で面白かったものがあったのですが流石にここには書かずそっと心の箱の中に。Sさんにおかれましては、アイドルからの医学部受験、頑張って下さい。

 若松英輔『生きていくうえで、かげがえのないこと』読了、★★★★。「時間は過ぎゆくが、『時』は、過ぎゆくことがない」「そのとき、文字は、朽ちることのないコトバへと変貌する」など、筆者が唐突に突きつける結論(用語の使い分け)は読者をそれと気づかぬほど静かな驚きに導きます。無論、思索(哲学)は驚きから始まるのですからこれは確信犯(見出し語に「驚く(驚かす)」が欲しい?)で、言葉遣いは静謐でも展開は技巧派(どうでもいいですけど、この人、PHP系の新書で何かのハウツーを書いても巧そう)。かなしみ、即ち枯れるほど泣いた後に残る不可視の涙という「秘儀」に人生の「秘義」を見出す、という筆者の思索の核は「不変」にして「普遍」ですね。