フォー・クローバーズ

 本日立冬、そういえばコンビニの季節物が「秋味」から「冬物語」に変わりました。どちらもとても好きな味なのでこの季節は最高。
 で、5時前徒歩通勤の寒いこと寒いこと。明日はラブアースクリーン運動で学校近くの山を登り、木曜は終日クラスマッチ。風の子たちに付き合うのは中年にはなかなかの激務。クラスマッチの有志(公的ではなく私的な)慰労会は幹事(店探し)を務めましたが私自身は先約があって不参加。職場で飲み会を(公私問わず)遠慮するのは、13年目にして2度目か3度目かじゃないでしょうか。

 授業は5限に我らが高1A組、宮沢賢治「永訣の朝」の授業。本日は、某県立高校の先生がいらして授業見学。私の授業は完全講義型なので、ご覧になっても面白くないでしょう、と思ったのですがその時間に国語の授業をやっている教員が私しかいないということで仕方なく。

 どうせなら、8限の高3東大理系漢文を見学いただいた方がまだ面白かったんじゃないかなぁ。
 本日の教材は11年度、白楽天「放旅雁」。左遷先の市場で見た生け捕りの雁に自己投影した作者が、代償満足を求めて大空へ飛び立たせる。その前年度、10年度の本文は、籠の鳥の苦を知った飼い主が鸚鵡を空へ放つという内容でした。当時、「2年連続で鳥を逃がしたね」と笑った記憶が。

 雁は不幸な渡り鳥、という内容からの連想ですけれども、11月15日は有明海の鴨猟解禁日。「もりき」界隈では、ボジョレーヌーボーなどより100倍は大切なイベントです。2月までの3か月間、刺身でよし、焼いてよし、つみれ鍋ならさらに良し、の天然鴨。「「楽しみ~」」と2人で期待しつつ、Hさんちでカレーパーティー、白ワインの夜。冷蔵庫のビールは、今シーズン最後の「秋味」と、最初の「冬物語」。あぁ、至福。