朝もやが雨になる 眠った通りを響かせ

 本日は高1・高2が終日クラスマッチの日。私も、本来なら自分の顔が印刷された「生き恥Tシャツ」を着て1Aの試合観戦……なんですが、嗚呼、A組出入り禁止の身、試合の見学もどの面下げてという話で本日も一日年休です。
 丁度、13年間の勤務生活で片手でさえ余るほど珍しい教員有志打ち上げキャンセル(先約あり)をしていたのも神の采配というところでしょうか。

 とまぁ、5時に学校入りして10時までは仕事をしました。但し、私服です。職員室に入るのは気まずいので、隠れ部屋として使える某室に閉じこもって、昨日の高3添削、高1のテスト採点等々。高3の添削は、事務嬢さんにお願いして職員室まで届けてもらい。

 10時に、クラスマッチで盛り上がる声を背に正門を出ました。途中、高1Aの生徒1人に見つかったかな、ってとこ。試合、観たかったんですけどねぇ。後で聞いたら、卓球・バレー・女子ドッジボールなど3位入賞してて良い結果だったそう。
 西鉄K駅に出てネカフェ、2時間ほどかけて日記更新。8日の日付までを(8日のことを書きたいがために)一気に書き上げました。活字化したら分かるけど、やっぱり「暴力」ですね。恥ずかしい。

 ネカフェを出たら、雨が降っていました。F校の流儀は、イベントが始まったら途中で雨が降ろうか続行、というものですから屋外球技の子たちは濡れながらなってるのかなぁ、など心配しつつ。

 血痰ネーミングショッピングモール「You Meタウン」に移動し、書店・カフェで3時間。
 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』読了、★★★★。奇人変人図鑑を期待させるタイトル・装丁ですが出て来る学生諸氏は誰もが選んだ道に対して一途な好人物ばかりで流石、腰かけ学生だらけの総合大学を煮詰めて学究一筋の若者だけを取り出したらこうなるという感じでしょうか。「天才=エキセントリック」というバイアスを排したインタビューを行い、記述の際も極力筆を抑えた筆者の冷静さに敬意、これを「物足りない」と思った読者は紋切り型の先入観を疑うべきじゃないかな、と。
 一条ゆかり有閑倶楽部(11) 有閑伝説』読了、★★★★。コミック文庫オンリーの収録作(シークレットストーリー/トリビュート)があるのに5年間気付いていませんでした、不覚。

 さて、本日夜の「先約」は、去年限定の「もりき」常連、幹部候補生のAくんとのさし飲みです。K市での研修(?)を終え、練馬の駐屯地で働いておられる(現在は研修で富士におられる)Aくんが、長期の休みを利用してわざわざK市にお出でで。
 私「まさか、K市の用件って、ここだけ?」
 A「えぇ、富士から夕方に着いて、池ノ都さんと飲んでネカフェに泊まって、明日は早朝に実家に帰ります」
 私「実家って……こないだ八丁味噌くれたくらいだから、名古屋だよねぇ」
 富士は何故か焼肉屋が多いそうで、となると日本酒はあんまり、ってとこかな。思い出話や現在の自衛隊のお話(流石にでぃ~ぷなものではないですよ)に花を咲かせつつ、日本酒がすいっすいと……
 私「えっと、タクシーに乗ろうね?」
 A「いや、僕、歩けますから」
 私「ネカフェまで2キロはあるからね、ってかタクシー来たからね」
 私の家経由でネカフェまで送りました。多分、2時間弱で8尺グラスを7、8杯はいってる。久々の日本酒で嬉しすぎたってことでしょうか。明日、ちゃんと起きられますように~。