流れ流れて 今日も夢はもつれ

 本日、東京最終日、もオツカル様と半日デート。
 ホテル健康起床後に大浴場で最後の入浴。荷物をまとめてチェックアウト、大きなバッグはフロントから自宅に宅配手続き。

 10時過ぎに渋谷で待ち合わせて、先ずは映画『この世界の片隅に』を鑑賞。2人で映画を観るのは、オツカル様が後半泣きっぱなしだった『風立ちぬ』以来です(私にとって映画は「一人で観るもの」なので、他者と映画館に行くのもその時以来かな)。
 ミニシアター初回上映客席7割というところ。大人の事情でテレビやお上からは黙殺されたアニメ映画が口コミで人気拡大という流れだけを知った状態で観ました。冒頭からコトリンゴの「悲しくてやりきれない」というのには心臓鷲掴みでしたが、映画本編自体にはそこほどの(激賞諸氏ほどの)感情移入は出来ず(つっても、★★★★)。のん氏の声は確かに役柄にマッチ、というか最早不可分で、終盤で布団の火を消そうとする絶叫が全然様になってないところなど心底「巧いなぁ」と感心しきり。原作から或るエピソードをバサッと切り落としている(エンドロールで少しだけ描こうとしていますが)のに、省略ありの現代文小説問題が小説のニュアンスを少しばかり変えるという「国語教師あるある」を想起するあたり職業病。オツカル様は「だらだらと泣きっぱなし」だったそう。

 昼食は私の我が儘で「カレー!」だったのですが、生まれて初めて入ってみた「ゴーゴーカレー」がぬるくてあんまり美味しくなかったのが今回の上京の数少ない失敗。次回は、どこかで美味しいカレーを食べてリベンジしたい。
 秋葉原でダラダラ、品川駅の喫茶店でダラダラ、昨日話し尽くしたんで今日は殆ど話題がない、のに何だか3、4時間の時間を潰してしまえるというのは様との間柄ならではで。あ、そうそう、様が地下アイドル繋がりのお友達からお聞きになったそうなのですが、日テレで番組編集に関わってお出でのそのお友達氏曰く、今年の年末の「笑ってはいけない」は、尺の割りに笑いどころが少ないそうです。

 品川駅で新幹線出発の直前までトーク、新幹線内では読書にCDにゲームに、小倉着は8時30分でした。
 今年は年末帰省は30~2日の3泊4日。いつもより一日前倒しでK市に戻るのも一日前倒し。いつもなら19時頃にはお休みになる母君が、私の帰省に併せて21時過ぎまで起きてお出でだったのが申し訳なく。遅すぎる夕食はフルーツヨーグルト。勿論、本日から3泊は母君に合わせて休肝日です。