毎日毎日僕等は一般の

 昨日生命保険の件でお世話になった英語パイセンお母様、から1冊の文庫を託けられた私。そう言えば、パイセンは最近お母様から山本周五郎を推されていると仰有っていました。で、「どうかこれを娘に」と頼まれたその本が『小説 日本婦道記』。確かに読みやすい短編集で入門には打って付け且つ間違いなく著者の代表作の一つ(直木賞辞退)、なんですけれども独身アラフォータラレバ娘に肉親からこの本は無言の圧力。母怖い。

 午前中は掃除その他細々とした家事、昼前から出勤して授業準備や学級通信の作成など。ご家庭の事情で急遽明日の年休を取られる先生が出たという連絡が入ってきたので、高1の授業5クラス分をカットして全クラス7限→6限に変更する時間割パズル、これは過去に4年間やった仕事ですので杵柄の余裕。明日の時間割変更に関しては、一応、各クラスの担任の先生方に電話で連絡(休み中の電話は本当は避けたいんですが……携帯電話の善し悪しですよねぇ)。その際、パイセンにはお母様から託けられた本があるということもお伝え。「ありがと。楽しみ」「ですねぇ」

 出張・研修時に温かい飲み物をという動機でサーモスをご購入の母君ですが、電話で話したら結局一度も使っていないということ。「池ノ都くん(←二人称)にあげましょうか?」 何故と訊ねたら、コンビニのホットコーヒーを買ったら充分だからだというお話。
 母君は私など足元に届かない「日常性の維持」の権化、買い物のスーパー・ドラッグストアは3ヶ所を守りその外に出ることはなく、コンビニに入ることも(文字通り)皆無。以前、サーモスをどのように使おうかという話をした時に、コンビニでホットコーヒーをお求めになって移しかえればどうでしょうか? と私が提案をしてコンビニコーヒーの存在を知ったご様子で、曰く「研修所徒歩1分の所でホットコーヒーが買えるなら保温をする必要がない」という結論に至ったとのこと。
 私の持っているもの(63回生Nくんママからのプレゼント)とは色違いらしいから、戴きましょうかね。