偶然なんか待てないよ

 5時入り職員室で授業準備・高3浪人生答案添削・担任業務。始業まで3時間半は、3時間を仕事、30分を珈琲ブレイクに充て、珈琲を飲む間はPC室で日記の更新。
 先週、高1学年内でインフルエンザがプチ流行して、A組も女子生徒2人が出席停止になりました(二人とも合唱部だったのですが、そこでうつったのかな)。明日が外部模試受験の日だったのでそれが受けられなかったら可哀想だと思っていたのですが、何とか医者の許可が下りて二人とも明日には復帰できるということに。安堵。

 最近の学級日誌(日直感想)に書いてあったのですが、クラス内で本の貸し借りが行われるようになったとのこと。未知だった本に触れる、或いは友達に好きなジャンルの本を貸す、という「贈与の環」が出来るのならばそれこそが学びの共同体、担任が勧めた訳でもなくそんな環が広がっているのならば、彼ら、大したもんなんじゃないでしょうか。

 本日は高1の現代文が5コマ。7限授業の日は、SHRと掃除とが終わったら既に17時を回っています。3時起床の人間にとっては17時と言ったら深夜を間近の体内時計、既にちょっとおねむなんですね。
 さて、自宅に帰って軽くシャワーを浴び、本日の夜はどこで何を食べようか(行きつけ「もりき」は店休)、と考える私の持ち物であるところのスマートフォンが震える。何ぞと思って画面を見たら、高2担任団体育先生からのメールで「19時からK市で7人なんだけど、良い店ない?」と。

 高2、本日が3泊4日のスキー研修最終日で、北海道から福岡・K市に帰還。で、まさか、その引率慰労打ち上げ会場を当日の開宴1時間前に押さえろと来たか。店休居酒屋の多い月曜の夜に難題を吹っかけるよねぇ。他の学年の先生なら最低でも前日には連絡をくれるんですけれども、流石体育先輩、井上順~高田純次ユースケ・サンタマリア大泉洋、と連なる適当男の系譜を継ぐ者、帰りのバスで思い立ってメールですからね。
 こういうのは電話攻勢よりは歩いて直接店を覗いていくに限る、と自宅前のバス停から西鉄へ向かいながら体育先生とメールのやり取り。参加者とか食べたいものとか、そういうのを色々聞き取りながら店の候補を考えます。●●先生が居るなら洒落た雰囲気の店は回避とか、確かジンギスカンを食べる日があるとか言ってたから焼肉は無しとか。

 西鉄から街中のアーケードを歩きつつ外から色々な店の混雑を覗いて回って、結局繁華街の海鮮居酒屋「U」に。店内12人のテーブル席が空いていて助かりました。顔なじみの店主さんに「7人大丈夫ですか?」と聞いたら「仕込みの都合で1時間後なら」と正に高2のための返事が返って来ました。
 私自身は、そこから徒歩2分の野菜料理「B」で読書独酌。帰りに「U」に寄って15分ほどご挨拶、ビールを1杯と突き出しだけ。

 腹ごなしに30分の徒歩で帰宅。健康睡眠。