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かごの外など知らぬアゲハ蝶 ワンツーパンチで

 学校の廊下にて、高3文系の某くん(文転の相談で高2の段階で話したことがあった生徒)に呼び止められる。
 某「先日、先生の授業を初めて受けさせていただきまして」
 私「そうですね」
 某「僕、講演Pをやっているのですが」
 私「はい」
 某「先生は授業で、最初10分の自己紹介とオリエンテーション、マシンガントークで次々に爆笑をさらわれました」
 私「でしたっけ」
 某「で、僕、講演について研究をしていまして」
 私「そんな研究があるんですか」
 某「冒頭で場を支配すれば講演でも有利だと思うんですが、先生はそういう明確な意図を持って予めトークを設計なさるのですか?」
 私「話の内容を? まさか! 即興に決まってます」
 某「本当ですか?」
 私「えっとね、板書は全部準備するからそれに即した話になるのは規定路線だけど、細かい内容とかくすぐりとかは全部その場」
 某「僕は、先生流の講演ストラテジーがあるのではと」
 大笑いしそうになりました。ストラテジーて。その返しの方がよっぽど面白いよ、とは言わなかったけれども。講演ストラテジー、椎名林檎の初期アルバムみたいですね。

 土曜日の練習後、珍しく「飴ちゃんBOX」の減りが悪くて半分程度残っている。B組某くんと。
 私「珍しいよね、飴が残ってるの」
 某「はい。土曜日は練習の人が少なかったですし、そもそも来てる人があまり飴を持っていくタイプでは……」
 私「おおっ、それは皆まで言うと角が立つ! 土曜にサボる程度のモチベの人に限って飴だけはたくさん持っていく! これが世間だ! 社会の縮図だ!」
 ったく、飴だけに集ってる子、舐めるなら歌えやっ、ってなもんですね。とニコニコしながらまたまた飴ちゃん投入。

 今日は授業が1コマだけだったので、年休を取って学校を中抜け、タクシーで病院を往復してお見舞い。小倉ではなくK市の病院を選んでもらったのは要するにこの為で、それが役に立つ機会というのは出来れば訪れて欲しくなかったんですけれども。

 それにしても、母子でしみじみと語ったのは、私がK市(福岡県)で就職して良かったという話。何しろ母子2人ですので、どちらかが倒れたらどちらかが面倒を見る他ないのですが、私が22歳で社会人になった時には母君も44歳(年齢算を思い出しますね)と若く、どちらかが倒れるなんて想定は全くしていませんでした。母君も、私に対しては東京だろうが大阪だろうが北海道だろうがどこへでも行って就職しなさいというお積りだった訳でして。
 それが、12歳でF校に入って直ぐにここに永久就職すると決めた(実際に6年間、就職活動としての国語トップ層キープを果たした)訳ですから、四半世紀前の自分を褒めてやりたい気分です。他は措きますが少なくともこの一点だけに関しては、私はとても頭が良かった。

 K市で就職したおかげで、ご近所さんにも恵まれましたよ。今日も今日とてK市の母・Hさんちで日本酒パーティー。タクシー三昧で出費が多いことを愚痴ったら、「1000円で食べられるところを使いなさい!」と呼んで下さったのです。でもって、「肉を食べなさい!」ということで土曜日にまたまたすき焼きパーティーをすることにも。