明日は晴れる こもれびの歌をきいて

 学級日誌に、これは倫理か保健体育かの教科書コピーかなにかでしょうか、エリクソンのライフサイクル論なる表が貼り付けられておりました。でもって、「6.成人期/発達課題=親密性(家族を作る親密さを異性間で作る)/失敗の状態=孤立」という一行に蛍光ペンで印が。担任国語教師の問答無用「独神」状態を軽く弄られた格好。
 に対して、「今時、ここにわざわざ『異性』って入れるの、かなり古い発想ですね」なんて遊び心の欠片もない返しをする36歳。いやね、生徒の煽りっていうか日直感想で遊ぼうっていう気分、普段なら目茶目茶好きなんですよ。なんですけど、風邪が治んなくてさぁ、体調も機嫌も最悪なのよ許して、という。

 今回の風邪、喉風邪。ですんで今日の5コマ(高2現代文4コマ/高3漢文1コマ)が乗り切れるかどうかの勝負。マスクで教壇に立つのは(失礼な気がして)なんか嫌なんです。
 勝負の結果。5コマは乗り切った、熱も36℃台に下がった。でも、5コマしゃべった後で声は完全にバーストした。痛みは全くないのですが、声はアメ横状態のガラガラです。合唱の練習にも(横に立ってるだけで)参加できずにジリジリ。クラスの某くんが音取り用の音源を作ってくれたのをCDに焼いているので、それをず~っと聞きながら、たぶん喉さえ治ったら直ぐにでも歌える(楽譜なしに練習に交じれる)んですけれども。

 夜は「もりき」で鍋焼きうどん。喉風邪の話をしたら(というか、電話の声を聞かれたら)、今日は見舞いには来ないように母君に言われました。
 で、喉以外は不調なしなのですが、仕事・体調・家族・飲み約束(明日・明後日)の4点を間違いなくこなすことを優先した結果、今夜予定していた矢野顕子上原ひろみライブは泣いて断念することにしました。え~ん。

 葉室麟『孤篷のひと』読了、★★★★。
 此元和津也『セトウツミ(7)』読了、★★★★★。ジャパニーズ・カッポ、凄いな。ちょっと前の映画版はそんなに……と思っていたのですが、観て以降ウツミくんが池松壮亮にしか見えなくなったのでやっぱり映画の力が凄かったのかな(セトくんが菅田将暉に見えることはないです)。