それはまるで 壊れたスプリンクラー

 学級文庫に追加。
 109 レーモン=クノー『文体練習』
 110 森田真生『数学する身体』
 111 田中眞紀子『父と私』
 112 pha『持たない幸福論
 113 早川いくをへんないきもの
 114 ドゥーガル=ディクソン・ジョン=アダムス『フューチャー・イズ・ワイルド』
 115 井出孫六『抵抗の新聞人 桐生悠々

 本日は4限授業で生徒半ドン。現代文では、高2全員に「男く祭」の感想文を書いてもらいました。黄金週間の間に、それを文章データとしてUSBに保存、休み明けに提出という義務を課しています。

 入院中の母君が小倉の自宅を引き払うという話は既に書きましたが、K市のでリハビリ施設に入るにあたり、その前後若しくは途中において私の自宅に滞在することがあるかも知れず、その際の布団を買う必要があるわけでして。と、病院の母君から電話で指令が来る。「どんなにお金がかかっても良いから、西川の布団を買って下さい」
 ブランド指定かよこれは福岡あたりまで出ないと買えないんじゃなかろうかやっぱりちょっと面倒かなぁ、と職員室のPCで検索したら、何という偶然なんでしょうか。職場であるところのF校から徒歩10分の所に東京西川系列としては県内唯一の布団屋がある。生徒職員半ドンの業務終了後、即座に出向いて布団一式(20万!)を購入し、配送の手続きもお願いしました。

 お見舞いは布団の報告がてらということになります。が、それだけではなく本日は病室にはさみとガムテープとを持参するように、との命令。前者は頭髪の調節、後者はベッドに散る頭髪の回収。現在の所はまだそうは抜けていないのですが(地肌は見えません)、抜け方に応じて私が素人カット、チョキチョキ。この先、これが瀬戸内寂聴みたいになっちゃうんですかねぇ。
 ミキサーには母君が毎食必ず残す果物、それからコンビニサラダ、加えて牛乳・蜂蜜・氷。ガラガラと回せばあっという間に完成するスムージーを半分こして、半ば強制的に飲んでもらいます。親不孝が服着てるんですけど、その上からちょっと孝行のフレイバーを纏って。

 で、夜は職員有志が集まって「男く祭」の打ち上げ(生徒は打ち上げ厳禁ですが、大人は良いの。生徒指導部や高3の担任団の先生を慰労するの)。文化祭担当の高3数学先生にビール注ぎに行って、「いっぱい飲んでね~、昨日のシティプラザでぎゃん泣きしてたから水分が足りないでしょ~」って。数「ななな、何言ってるんですか! 僕、全然泣いてなんかないですよ!」 私「いやいやいやいや流石にその否定は無理筋やろ。あんた、スプリンクラーみたいになってたじゃんか」
 で、その宴席で知らされたんですけど、高2のコーラス大会の順位。A組「はなまるぴっぴはよいこだけ」の優勝はまぁ順当だと思ってたんですけれども、うちのB組「ひこうき雲」、それにもう本当の僅差(点数秘密)で2位だったんですって。あ~んなに地味なステージが! 3位以下の点差も見せてもらったんですけど、あぁ、もう超惜敗じゃないですか。これは来年の「ぴっぴ」潰しがマストですな。文化委員が3人もいるんだから、みんなで花を持たせたげないとねぇ。