それでも行くのか どうにかなるさ

 地獄の忙しさ!

 4時起床で入浴、その間に起き出してこられた母君と昼以降の打ち合わせ(本日、リハビリステーションにお引っ越しです)。学校には6時入りで仕事、高3漢文添削・授業準備・担任業務・生徒面談。授業は2コマ(高3漢文・高2現代文)。高3漢文授業で集めた答案は、空き時間で添削を終わらせました(帰りのSHRで返却をしてもらいました)。SHR・掃除の後、生徒面談を2人。

 14時30分に学校を出て帰宅。たった2泊3日の同居でしたが、今日よりリハビリステーションにお引っ越しの母君が、家の隣にあるケーキ屋でショートケーキを買って来られていたので、それを一つずつ食べてフェアウェルパーティー(?)。

 TV・CDデッキ等の家具、洗面具等の生活用品、を両手に抱えてお引っ越しです。タクシーに荷物を積んで、移動は僅か10分弱、市内某リハビリステーションの2階1室を宛がわれたその部屋は、そうですね、私が過去に生活を営んだ高校寮・福岡県人寮(大学1~2年生)の部屋と同程度の広さでしょうか(18㎡)。そこに、シャワートイレ・クローゼット・インターホン・洗面化粧台・冷暖房・介護用ベッド(枕元にはナースコール付き)・電子カードキー、等々の設備が設置されています。フローリングの部屋で、陽当たりのよい窓にはステーションから貸し出された遮光カーテン(これは、現在注文しているカーテンが届いたら交換取り付けをしてお返しします)。広くない1ルームですからそうは感じませんが、兎に角今は家具類何も入っていない状態。例えばテレビは今は床に直に置くしかないので後でテレビ台が必要だとか、せめてテーブル・床敷き程度は早急に揃えないといけないとか。
 私たちが到着して少ししてから、注文しておいた布団が届いたので、業者の人に介護用ベッドに備え付けてもらいました。その後は、布団と並んでどうしても今日中に設置したい冷蔵庫の手配です。一人暮らしの母君にとって使い勝手が良さそうな2ドアが、自宅徒歩3分のディスカウントショップにあるのをチェックしていたので、タクシーでそこへ移動し、事前にお願いしていた「もりき」マスターに来てもらいました。小さな冷蔵庫なので、マスターの自家用車に(横向きにすることなく)積んで運べるのです。お店開店準備の時間にご迷惑をかけて申し訳ない限りでしたが、本当に助かりました。
 ステーションからお借りした台車で冷蔵庫を部屋に運び込んだら17時前で、私はこれでタイムアップ。母君も引っ越しのバタバタで困憊のご様子だったので(私がディスカウントショップ往復をしていた間に、施設職員の方の説明を色々と聞いていたとのこと)、早々にベッドで休んでいただきました。冷蔵庫にはペットボトル(1L)のミネラルウォーターを入れて、手先が(抗癌剤副作用で)傷んで開けられない母君の代わりに蓋を開けておきました(最初に開けるのが出来ないだけで、一度開けて閉めた蓋は大丈夫なのだそうです)。ペットボトルの蓋を開けるためだけに通う必要があるのかなぁ、なんて。

 さて、前述のタイムアップは次の約束。職員室の歓送迎会、今年は「送」が前校長先生、「歓」が現校長先生なので、まさか遅刻などすることは許されず。で、歓送迎会の前に絶対にと母君に厳命されて、西鉄の「岩田屋」へ。職場の同僚に母君の保証人サインをしてもらったお礼を必ずすること、ということで商品券を購入。勿論、先日の入院時にサインをお願いしたK市の母・Hさん、及びさっき冷蔵庫運搬をお願いした「もりき」マスターにも少額ですが商品券を購入しました。

 さて、市内某ホテル広間で職員室の(正式な)歓送迎会。受付後早々に母君から命ぜられた商品券を同僚某氏にお渡ししてお礼を申し上げた……ら、今日は死んでもハイテンション! の勢いで存分に飲み食い(というか「飲み飲み」)します。これが生活の区切りじゃ!