おまえに

 高野ひと深私の少年(1・2)』読了、★★★。続きも買いますが、今のところあんまり乗りきれていない感じ。3巻を読むまで判断保留。

 午前中は学校に出て仕事(学級通信作成・授業準備・定期テスト採点集計)。昼過ぎまで働いた後、母君のリハビリステーションに移動してお話。

 母君、現在は休職してK市のリハビリステーションで生活。のために、30年暮らした小倉の部屋を業者任せで空っぽにしました。中身(家具・家電・服)は欲しいと言った知人に配り、残る一切を破棄。私、3年前に家財と1200万円分の蔵書とを100万払って遺品整理屋に処分して貰ったのですが、あれは「血」だったんだなぁ、としみじみ。私のその処分の時は、一時的に職場を抜けて自宅(現在のマンションに移る前のアパート)に戻る等して、業者の方々と軽い挨拶・連絡程度のやり取りはしたのですが、母君はそれすらも知人に任せてF校親玉大学病院への入院中に全作業を終わらせてしまわれたとのこと。公団への退出届けや役所への転出届も全て病院のベッドの上で書いて郵送して(私に郵送させて)終了。「終活」これぞ、の見事さです。
 その母君から「自宅で捨てられなかった貴重品だけを預かって欲しい」と命ぜられたその「貴重品」が、段ボールにして数箱分、私の自宅に届きました。で、それを明けたら、30年間隠し続けられていたらしい写真・賞状類が出て来て少しびっくり。私が赤ん坊・幼児だった頃の写真、中学時代のシンガポール旅行、写真を撮られることを好まない私ですが、全く無いわけでもなく。小学校時代の版画がコンクールに入選とか、中学時代に国語科恩師先生がお作りになった賞状とか、よくもまぁこんなものをというものまで。

 あ、父君の顔も、初めて知りました(お会いしたことがないわけではないので、「思い出しました」というのが正しいのかも知れませんが)。
 石原軍団にいそうな人だなというのと、身長・座高はこの方の「血」なのだな、というのとが主な感想。