小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また

 いや~、昨日の日記は完全に地下アイドルファンのそれだわ。でもまぁ、事実の(記憶が正しいなら)正確な記述なんで仕方ないですね。さて、本日旅行最終日。取りあえず読了本羅列(前14冊)、いちばん良かったのは『町田くんの世界』です。
 松田奈緒子重版出来!(9)』読了、★★★★★。主人公がお気に、クオリティも一貫で安心。
 西尾維新『ぺてん師と空気男と美少年』読了、★★★。ん~、1作目に軍配。
 近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』読了、★★★。軽い目の読み物として、学級文庫に入れましょう。彼女の作品を読むのは、デビュー作『凍える島』、「ビストロ・パ・マル」シリーズ3作に続いて5作目。デビュー作と他の4作の間には大きな「失われた環」がありますけれども、コツコツと様々な作品を書き続けていたんでしょうねぇ。
 長崎ライチ『地球に生まれちゃった人々』読了、★★★。イマイチ。
 内緒『内緒』(←随筆集。模試の出典なので詳細秘す)読了、★★★★★。今回、「硬い本」はこれしか読了してないんですね。密度が濃かったので充分だという気もしますが。
 サラ・クーパー『会議でスマートに見せる100の方法』読了、★★★。イマイチ、途中で投げる(評価「★★」以下の本だと途中で思ったら読むのをやめます。大体、3冊に1冊の割合)かどうか微妙なところでした。
 黒沢永紀『池島全景 離島の《異空間》』読了、★★★★★。軍艦島は知っていたけれどもこちらは。後日、学級文庫に入れていたのを目ざとく発見なさった数学関西先生が早速のご注文でした。先生は、実際に池島に訪れたこともあるそうで流石の旅行マンです(アウトドア同好会顧問)。
 安藤ゆき町田くんの世界(1~5)』読了、★★★★★。ゆるふわな評論とかゆるふわな小説とかいうのはよく分かんないけど、ゆるふわな漫画というのはたくさんありますね(女流画家のエピソードなんかはやややり過ぎな気もします。が、ああいうエピソードが『赤僕』的読後感の由来なのかな)。
 北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』読了、★★★★。全然期待しないで読んだら割と面白かったという。私自身はグレイな企業で働いている身ですが、何より気をつけないといけないのは生徒にとって学校がブラックな場所になっていないかということ。っつっても、「受験そのものがブラックなんだよ!」と生徒にキレられたら「てめぇは徴兵じゃなくて志願兵じゃねぇか!」とか海老正日みたいなこと言っちゃうかも(駄目じゃん)。
 田邊拓哉『世界の奇虫図鑑 キモカワイイ虫たちに出会える』読了、★★★。虫に限定したら、なんだか似たようなものばっかり集まっちゃってバリエーションにかけるところがあって残念感。勿論、生粋の虫好き(例えば56回生Nくんみたいな)は、一種一種が全く違ったものに見えるんでしょうね。

 絵恋ちゃんと楽器『ERERGY』が素晴らしい(★★★★★)、何巡しても足りない中毒性です。鉄板曲のリ・レコーディング集で捨て曲無し、特に「社交辞令」「カラシメンタイコ」「就職しないとナイト」「頭痛い」の4曲は圧巻の傑作だと思うのです。『虹コン』には副委員長(教え子)贔屓ながら1曲も興味が沸かなかったのに(苦笑)。
 オツカル様曰く「ブルーハーツに親を殺された人間が書いた曲」だという「就職しないとナイト」、パロディっぷりが素晴らしいですし、詞は社会風刺を織り込みつつカラッと明るくて巧いし(やがて悲しき、ですね)。ちょっと前の「なっとくP」がやってた谷山浩子のパロディとか「現実なう!」の社会批判とかの系譜なんでしょうが、私はボカロではなくて生きた人間の肉声で歌われている方に一票。絵恋ちゃんさん、歌声も演奏もゴリゴリに恰好いいと思います。
 昨日のライブ日記、そういえば絵恋ちゃんさんはアイドルなのに、衣装やお顔について一言も言及していませんでした。私は彼女の「かわいい」についてはあまり興味がないんでしょうね。

 さて、朝風呂・ネカフェ・山手線・新幹線。本日は移動日ですが「のぞみ」車内はガラガラ、月曜ど平日で世間様は憂鬱出勤日なんですね。F校は文化祭期間の日祝日出校(出勤)の代休で今日までが黄金週間です。新幹線内では行きと同じような行動パターン。
 15時半博多着、駅構内の「東急ハンズ」で母君に頼まれていた折り紙を購入してからK市へ。大学病院へ母君のお見舞い、明日が退院なので運び出す荷物を全部預かって一旦私の家に運び込みました。母君は退院後に小倉の実家を引き払いに行かれるそうで(私は仕事で帯同できません)、小倉駅近くのホテルを1泊押さえるよう指示されたので、駅隣接の「リーガロイヤル」を予約。家に荷物を置いた後はそのまま学校入り、学級通信作成・授業プリント印刷・学級文庫補充、等々の仕事。全部終わって20時前、今日は「もりき」が店休なので夜は市街地に出てお気に入りの小料理屋「A」にて独酌。明日も早い(5時入りな)ので1時間とちょっとで退店して帰宅、22時前にはぐっすり。

 文化祭から黄金週間にかけては勿論激太り、明日からの「日常性の維持」が軌道に乗る(体重が落ちる)までには数日間かかるでしょうね。いやしかし、今回の4泊もいつも通り楽しかった(初日の途中脱落の悔恨を除けば!)。皆様に多謝、次は8月に!