追いかけて 追いかけて すがりつきたいの

 ボーナス問題等を入れたら満点が110点、というのは何人かの(特に国語科ではない)先生方からすれば「?」となる場合もあるかと思います(実際にはっきり言われたこともあります)。定期試験というのは授業で聞いたことの復習であって、授業を完璧に理解している受験生が100点満点を取るもので、ボーナス云々とかは無くもがなというよりあってはならないものだという考え方です(受験生は、解き終わったら最後まで見なおし検算をして100点を目指すべき)。 
 一理も二理もあるとは思うのですが、現代文について「だけ」は話が別で、現代文って、どうあがいたって(出題者でない限り)「満点」は取れないんですね。無理。少なくとも、設問の全てが記号知識本文穴埋め等の別解なしという形式ではなく、殆ど全ての教員がそちらを採用するであろう記述を含む形式で出題するならば、「満点」はどうあがいたって無理なんです。でも、私は例え「満点」が原理的に無理であっても「100点」は出したいと思う。これがボーナス点等を入れてる理由です。
 ……あ、これ、センターの「新テスト」の批判になってたりしますかね。しませんよね。別にどうでもいいですね。

 3時起床の自宅書斎で採点、途中入浴。7時に職員室に移動して採点の続き、集計、授業準備。8時28分に全ての準備が完了して、30分から職員朝礼。これは完璧な計算でピッタリ間に合わせたという訳ではなく、全速力でやれば7時半あたりに終わったであろう作業を途中でスローペースに落としながら帳尻を合わせた格好(急ぎすぎてミスがあるのが怖いですしね)。

 授業は1・2限で高2現代文。定期テストを返却した後、加藤周一『文学とは何か』を題材にしたセンター過去問演習・解説。資料には『羊の歌』と、私のF校の同級生Oくん(理Ⅲ→医師)が国語科恩師先生に宛てた手紙と。Oくんは、08年に加藤氏の最期を看た医師の一人。20代終わりにおける加藤氏との交流が自己を見つめさせたという恩師先生へのご報告を、許可を得て生徒にもシェア。卒業生も先生なんです。
 高2は学年集会の時間を使って、警察の方による「暴排教室」も。彼らの高校生活に暴力団が関与する可能性はそう高くはないと(だからといってゼロでもないとも)思いますが、大人になってそれ相応の社会的地位を得た後は、意外にしっかり注意しておかないといけないかも知れないのかなぁ、なんて。

 空き時間で、8月上京時の「のぞみ早得往復きっぷ」の予約。これで、8月4日(金)~9日(水)の5泊6日が確定です。早速、Twitterで飲み友達の募集をかけました。既に、63回生文系Eくん(流石「日常性の維持」担当で、上京時のレギュラーになってます)からは「美味しいピザ」のリクエストが。