過ぎ去りし時を求めて

 という訳で、昨日は63回生Iくんと2軒回っただけで身体中がヘロヘロになって順調におっさん、なのに3時半までには目が覚めちゃってこれは最早お爺ちゃん、が5時に学校入りしなかったのは7時特別開店のTSUTAYAでいち早く「ドラゴンクエスト11」をゲットするためで心だけクソガキ。

 という訳で(2回目)、課外最終日の池ノ都先生はタクシーでTSUTAYAを経由して学校入りするというエレガンティーな出勤。本日は夏休み前期課外の最終日で、半ドン生徒は13時の(真の)夏休み入りを前に心ここに在らず。でもって実は池ノ都先生の方こそが心ここに在らず、既に東京非日常、そしてドラクエ非日常に飛んで行って……

 と思ったら、急に現実に引き戻される最終SHR。「さぁ、帰りましょう!」と言おうとしたら、生徒某さんが手を挙げて「少し早いですが今日しかチャンスが無いので」と、私に白い表紙の手帳を差し出して来られ。本当に早かった(後2週間ある)ので、一瞬これが自分への誕生日プレゼントだと気づきませんでした。拍手されて初めて「あ、そっか」と。私もうすぐ37歳でF校教員で41人の生徒が在籍している高2B組の担任だったんでした。
 1学期最後の掃除の後、先に代表でプレゼントを手渡して下さった某さんと(事前に約束の)面談を30分。帰ったら速攻「DQ11」だと思ってたんですけれども、その面談の部屋で1時間くらい手帳を眺めておりました。

 手帳。
 学級文庫の中に、天久聖一編『挫折を経て、猫は丸くなった。』という「書き出し小説」(架空の小説の書き出し1文だけを示す)コンテストの本を入れたんですが、瞬読可能で洒落がきいてる本ということで人気だった様子。プレゼント手帳の中には、クラスの生徒を中心に、御目出度うコメントか、若しくは私を主人公にした「書き出し小説」かが書かれていました。某さん執筆の「まえがき」に曰く、池ノ都は普通のプレゼントを貰っても喜ばないだろうからこういう形式にした、と。どういう形式でも喜ぶんですよ(リアクションに出さないだけで)。
 でもって、私を主人公にした小説ってこたぁ、まぁ「父も無し妻無し子無し特技無し金も無ければ死にたくも無し」を弄った要は悪口になるわけで、自分自身に悪口を言うのが何より好きだという担任の嗜好を知るお生徒さんたちが、池ノ都より巧いこと池ノ都の悪口を言うというコンテストに創意工夫を凝らした跡(痕?)を微笑ましく見守る、というか一つ一つにツッコんで居る内にあっという間に1時間。

 ドラクエ
 学校を出た後は、自宅徒歩3分の総菜屋とコンビニを巡って大量の総菜とビールとを買い込む。先ずはお風呂で身を清めて16時。そこからは取りあえず23時までノンストップでゲームです。買ってきた総菜をつまみに、卒業生の親御さんから頂いたビールグラス(冷蔵庫で冷やしてました)でビールを飲みながら、嗚呼、やってるこた大学生時代と一緒。