小人ばこ

 5時にホテル起床、入浴・帰宅準備。6時半オープンのホテル朝食バイキングで栄養を摂って、徒歩5分の新大阪駅を7時15分に出発する「さくら」に乗車しました。新大阪発なので、自由席窓際を悠々確保です。昼前には自宅に着きますが、昨日灘の酒蔵から送った荷物(お土産)が14時に自宅に届くのを受け取る必要があります。それ受け取ったら14時から昼酒でも出来るよなぁ……とか童心の欠片もないことを考えていたら、携帯に覚えのないメール履歴があって、18時から63回生飲み会が入っていることを知りました。普通に「マジか?」と声に出して近くの乗客に振り向かれてしまいました。いや、本当に覚えがない。
 昨日は梅田の餃子屋で飲んで、ホテルで飲んで、21時には寝てたはず。なのに、22時に63回生体育先生から届いたお誘いメールに対して、23時に「行きます!」と返信した誰かが居る。その誰かは、その後もさらに飲み会の時間・場所に関して体育先生と数回のやり取りをしている。誰だよ。私、あれか、念ずれば通ずで、遂に泥酔時用の小人さん的な何かを生み出すに至ったのかしら。

 というわけで、昼前に自宅に戻って14時に自宅で荷物を受けとった後は、市内のネカフェで書き物(このブログの更新や仕事や)をして過ごし、18時約束ジャストで指定された居酒屋「K」へ。63回生のB組担任体育先生を囲んで、B組出身Iくん・Kくん・Sくん・Hくん、ゲスト私、の6人体制です。
 卒業生4人とも私と飲むのは初めて……なんですけれども、Iくんのお母様とは1年前に偶然イタリアン「B」でお目にかかってそのまま一緒に飲んだ、Kくんのお母様とはついこの間来校なさった折に主任化学先生と一緒にお話をした、Hくんのお母様とは「B」でIくんのお母様と同席されていて一緒に飲んだ挙げ句2人で二次会まで行った(上に京都のHくんに二人で悪戯電話を掛けた)、みたいな感じで要するに何やってんだ私はという感じなんですね。若しかしたら、私が生みだした小人さん的な何かが密かにSくんのご家族とすら連絡を取っていたりするかも知れない、など考えながら6人で和やかに乾杯。飲み放題の生ビールはエクストラコールドで、お店としてはこれを売りにしているようです。だから私がお代わりをするときに「僕は2杯目を瓶ビールでお願いします」と言ったら店員さんに超怪訝な顔をされました。「エクストラコールド……ではなくて、瓶で良いんですか?」みたいな。私は瓶ビール派ですし、エクストラにコールドされててもされてなくてもどうせ瞬殺だからエクストラに対してプレミアム感を覚えたりすることもないんです、と説明はしませんでしたが「はい、瓶で良いんです」とにっこり。

 Sくんは外進高1A組出身で、その時も担任は体育先生。入学者説明会の受付を体育先生と私とで行って、Sくんと最初に出会った時……
 私「に、全参加者の中で一人だけイヤフォンつけてふら~っと歩いてたから」
 体「即座に『あ、こいつは要注意や』と解った」
 私「二人で、『『来たね~』』って」
 体「そしたら、ドンピシャやったやんか」
 S「え~っ、そんなの全然覚えてない! そんなに目立ってました?」
 私「個性は無意識の時に漏れるの。初日1秒で3年間が見えた」
 体「まさかあそこまで(←全授業爆睡派)とは思わんかったけどな」
 まぁ、どんな個性的な子だって自分は普通と思いがちですよね。それが証拠にSくん、内進出身で高2からB組クラスメイトになったYくんを指して「Yくんは全然理解できなかった。何て言うかもう、宇宙人だよね」だって。私、「あのね、星が違ってるだけよ?」とまとめて二人を宇宙人認定。
 因みに、Sくんと私は、高1Aの中でよく「顔が似てる」と言われていました。ので、一度授業で「俺があいつであいつが俺で」ごっこをしたことがあります。授業開始時から寝くたばってるSくんを起こして「寝てんなら教壇に立て僕がきみをやる」と教壇に送り込んだ後、私は即座に爆睡するという。もう5年近く前の話ですから、ここ(はてなブログ)ではなく一つ前(ココログ)の日記の時代ですね。懐かしい。

 2軒目までは行ったんですが、途中で声が潰れちゃって全然話せなくなったので、私だけ離脱をする形で解散してしまいました。申し訳無い。