重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ

 本日・明日は職員研修会。久々にネクタイの出勤です。徒歩通勤はTシャツ1枚で、学校に着いてから汗だくのシャツを脱いで仕事着に着替えます。夜は、職員慰労会(幹事は私)でこれは新校長先生発案の新しい行事、慣例化するかは今回次第でしょうが、一昨日までの時点で28人という結構な人数が参加を表明しており、昨日(予約の人数変更の〆切)になって4増4減で帳尻が合ったのは幸先の良いスタートだと言えそう。
 研修会の内容自体はここには書きませんが、校長先生が基調講演の中で「教員の過重労働を減らしたい」と明言なさったのはちょっと驚きました。私の知る限りの歴代校長が遂に言えなかった(言わなかった)ことをいきなり仰有ったからです。
 そう言えば、今朝リビングで開いた本の話。三谷尚澄『哲学しててもいいですか? 文系学部不要論へのささやかな反論』を野矢茂樹先生の帯推薦文に引かれて読み始めたら、第一章に詳述された「標準的な日本の大学教員」の「教育・研究以外の業務」内容が、F校教員の授業・授業準備以外の業務内容と完全に同じだったのが、面白うて「やがて悲しき」でした。こういう領域の業務を「過重労働」と考えて良いんでしょうか。

 さて、本日の慰労会は、市内繁華街にある居酒屋「K」で、30人規模の大人数なら2階フロアが貸切になるということで選んだお店。大人数の場合は生ビールが単品ジョッキではなくピッチャー(グラスは小)になるのがやや残念ですが、注いで注がれての交流が起こるのは悪くないかな、とも。料理は見た目にも工夫がきいてて美味……私「あっ!」 事務嬢「どうしたんですか?」 私「しまった、同窓数学の刺身アレルギー対策、予約の時に言いそびれた」 嬢「対応してくれる店なんですか?」 私「多分。でも、流石に当日は無理ですよねぇ」
 仕方がないので、彼の魚料理と私の肉料理とを交換しました。こういう仕事というか気働き(←自分で言うな)というかは「過重労働」性を感じないんですけどねぇ。

 さて、問題は2次会、半分が参加すると仮定して15人前後。居酒屋「K」から徒歩3分の場所に、和食から雰囲気を変えてイタリアンと野菜専門のお店「B」があり、ここは二次会コース飲み放題込み3000円が質量とも断トツ。普通なら迷わず一択なんですけれども……63回生で一緒に担任をやった数学先生をお呼び。
 数「何ですか?」
 私「二次会、どう考えても『B』が最高なんですよ」
 数「そうですねぇ」
 私「でも、僕等2人、明日の一次会が『B』じゃないですか。先生さえご納得なら……」
 数「あぁ、私は全然構いませんので。あそこは美味しいし」
 私「甘えます!」
 と、軽く根回ししてから「B」に電話。2時間飲み放題込みのコースで、結局3時間近く居座った長っ尻の夜なのでした。退店時には、数学先生と2人でマスターに「明日もまた来ますので」とご挨拶。明日は、63回生4人と担任4人(←これが揃うのは珍しい)との8人で飲み会が入っています。

 無駄な抵抗ですが、日付変わった夜道を徒歩で帰宅。太るな、俺。