僕の脳裡に灼きついたものがあった。

 とある高3生、東大現代文の語彙に難渋。
 生徒「こんな言葉遣いする人、居ます?」
 教員「ってか、色んな筆者が普段からこのような話し方を」
 生徒「キモッ! 意味分からんくないです?」
 教員「今の君の言葉が『彼我の間に於ける架橋すべからざる齟齬』とかになって」
 生徒「本当ですか? どこに居るんですかそんな人」
 20年くらい前の東大総長室には間違いなく。

 もうすぐ産休~育休のダブルダッチ先生。
 私「動くの?」
 ダ「もうガンガンです!」
 私「不思議だねぇ」
 ダ「命凄い! って思います」
 眩しい。体験経て、彼女の保健の授業は質が変わったりするんでしょうか。
 私「そんなに動くんだ」
 ダ「もうぐるんぐるんローリングしてますもん」
 私「……臍の緒でダブルダッチしてんの」
 ダ「1本しかないじゃないですか! ……そっかぁ、縄跳びしてるのかぁ」
 お祝い、何にしようかなぁ。

 通常出勤、高3関係以外殆どの先生が出張でいらっしゃらない職員室で、年休を出して通常業務。添削・授業準備・学級通信作成、午後からは約束の高3生と1時間半の面談で、内容は1984年の東大現代文(西部邁)についての質問にお答えしつつ、東大現代文で聞かれる概念・論理構造について紹介するというもの。
 高1・2は自宅学習で、明日が課題テスト2日目です。

 16時過ぎに少し早めの夕食は、100円均一の回転寿司チェーン「H」にて。味には文句は全くありませんが、無人店内でタッチパネル注文の形式は読書には向きませんでした。1皿注文するごとに何度もパネルをタッチしないといけない、注文品が流れてくるたびに軽快な音色で知らされてそれをキャッチしないといけない、等々読書寸断のシステムだったのです。
 帰りには、自宅近く(徒歩25分)のTSUTAYAを経由して中島みゆきのシングル、桑田佳祐のアルバムを購入。