ま、いっか。

 現在の日本は「ハラスメント」の粗製濫造、セクハラ・アカハラアルハラ等々は論の外で加害者が悪ですが、無臭社会窮まれりの「スメハラ」は言う側がやや狭量な気がしますし、先日ネットで見た「ベビハラ」などに至っては赤ちゃんの泣き声をハラスメント呼ばわりする馬鹿がドヤ顔で持論を述べる時代が来たかと情報化社会がもたらした社会の変化にいっそ感心するレベル。
 さて、私がF高で現在個人的に問題があるのではないかと注目しているハラスメントが「クラハラ」です。これは、クラスTシャツのデザインにおける担任へのハラスメントを表す私の造語で、要はこれが言いたかっただけ。勿論、去年の高1Aの「ぼく、劣リーマン。」ロゴに遺影みたいな私の絵が描かれたTシャツに比べたらどんなデザインだろうが「まだマシ」な訳で、一年経った今でも旧高1Aの生徒があれを時々校内で着て歩いてるのを見るたびに、それが例え女子生徒であろうが「女、脱げ」と実はこれが一番のハラスメントじゃないのかという反応をしてしまいます。
 で、朝。今年我らが高2BのTシャツを担当してくれている某くんが職員室にやって来まして、来週の体育祭に向けて作成するそのデザインについて相談を受けたのですが、その内容を要約すると「デザインに担任の悪口を盛り込みすぎたら料金がかさんで例年の倍の2000円くらいになるので、悪口を精選するか依頼先の会社を変えるかをクラスで話し合いたいから、朝のSHRの時間を下さい」というものでした。最近の若者の言葉の用法に「とても~である」という意味で「~しかない」という言い回しを(アイドルに対して「可愛さしかない」と言うみたいに)使うというのがあるんですけれども、前記Tシャツの用件に関しては額面通りの意味で「おかしさしかなくない?」と、真面目に訊いてるんですがどのクラスでも生徒が笑います……この「おかしさ」は生徒にとっては「面白さ」なのか、私ゃ「誤り」のつもりで使ったんですけどねぇ、とこれはハラスメントを訴える方が無粋かもね、と微苦笑。

 本日、課外最終日。高3漢文・高2現代文の授業をこなして半ドン、明日は2学期の始業式だけなので10時前には終わるでしょう。
 午後は小さな会議がありましたがなかなかの不調。

 夜の「もりき」では、一昨日の約束通りアラの頭を使った煮麺を作って貰いました。美味!