キレーな奥さんも子供もいませんけどねー

 よしながふみきのう何食べた?(13)』読了、★★★★★。最の高。表紙のインパクトは前巻程ではありませんでした。あと、作者ご本人がお描きになった本作の同人誌(R18)が2冊あるという話、入手する(読む)かどうかは非常に迷うところで、「見たい:見たくない=3:97」というレベルなのにこの「3」が強力なんだわ、という感覚は本作のファンなら「分かる!」と言って下さる方は少なくないのではないでしょうか。
 中村光聖☆おにいさん(14)』読了、★★★★。実写化……福田雄一山田孝之……『勇者ヨシヒコ』シリーズだけしか観たことなくて観た感想が「巧いなぁ、全然笑えないけど」だというこちらの感覚も「分かる!」と言って下さる方は少なくないのではないでしょうか……というタッグでドラマ化……むぅ。

 学級日誌にクラス某くんが日直感想、曰く「勉強意欲の無さを切実に何とかしたい」と。担任私、曰く「何回でも言う。意欲があるかないかと、やるかやらないかとは独立の事象。意欲は自己コントロールできません。やらない上にそれを意欲などという外部のもののせいにしようなど笑止。理系ならそのくらい理解しなさい」と。何か、私、長渕剛みたいになってますね。
 まぁ、「何とかしたい」という表現ですから、まだ自己を責任主体に置いている点においては評価できます(意欲がコントロール出来るという誤解と、意欲と実行とに関係があるという誤解とはありますが)。最悪なのはちょっと前に流行った「やる気スイッチ」とかいう言葉で、それさえ押せば意欲が滾々と湧いてくる魔法みたいなスイッチを誰かに探して欲しい押して欲しいとかいうような田分けたことを、冗談なら面白くない本気なら救いようがないと気づかずに口に出すタイプが我が愛する母校兼職場にも居るんです(少なくとも嘗ては居たんです)。脳内の辞書にその語彙が収録されている受験生は、それは滅びの呪文だと思って口にしない・文字にしないことですね。言葉にした回数が留年の年数、奇跡の幻影合格も留年で相殺必至です。

 印刷室で事務嬢さんが、第3回校内模試の解答・解説冊子を印刷しておられます。本当は一昨日やる予定だった印刷を。●●先生と▲▲先生とが原稿を締め切り通りに提出なさっていれば、もうとっくに終わっていたはずの印刷を。
 私「背中が語ってる」
 嬢「え、何ですか?」
 私「ったく毎度毎度原稿締め切りに遅れやがってんじゃねーよてめぇはどの面下げて自分の生徒に宿題を忘れんなとか言ってんだああん?」
 嬢「あ、背中、電光掲示板になってました?」
 他の先生がいらっしゃったら口が裂けてもというやりとりですが、私以外には印刷室担当の事務員さん(←捌けるお方)しかいらっしゃらなかったので、ノって来ました。

 さて、本日は授業なし。土曜からの上京旅行前に伸びすぎた髪を切ってもらうべく、12~15時で年休を取りました。この場合、以前は3時間年休という扱いでしたが、今年度からは12~13時は昼休みという扱いで年休2時間という風にカウントが変わりました(年休届けには「学校不在の時間帯」を記入するために、1時間のズレが出ます)。組織の雑さがどんどん改まって行きます、時代ですね。
 就職した卒業生に聞くと、多くの企業は半日(午前・午後)単位でしか年休が取れないようですね。F校のように1時間単位で年休を認めるのは珍しいのでしょうか。東京でミュージカルをご一緒する58回生Tくんは住商で、彼の職場も年休は半日単位だそう。電通の事件以来、嘗ては年間20日の10日以上消費すると白い目で見られた(ってのがオカシイと思いますが)年休も、8割の16日以上は使えとせっつかれるようになったということ。だったら、時間単位で年休を認めて消化しやすいようにして欲しいものですね。ちょっと銀行・郵便局に寄りたいから1時間だけ年休、みたいな。

 行きつけ「G」でカット。色々な事情が重なって現在は完全にワンオペでお店を回している(ために現在完全予約制)店長Kさんとはすっかり気心が知れ(稀にですが一緒に飲みに行くくらいです)、今日もカットの間はだらだらと趣味の話を。
 お互いに最近ハマっていることとして、Kさんはスマホのテニスゲーム、私は地下アイドルの絵恋ちゃんさんのネタを。最近(だったか自信はありませんが)ガチャピンとか色々なキャラが参入したのをCMで観た記憶があるそのテニスゲームで、Kさんは現在日本でランキング7位とかのチームに所属しているそう(全く裏取りをせずに書いているので、誤解がある記述かも知れません)。人気のプレイヤーになったら、その彼または彼女がプレイしている試合を観戦するツールに何百人何千人が熱狂するなんて話もあるそうです。
 私の方は、店内のタブレットを使って「絵恋ちゃん」「絵恋ちゃんと楽器」「絵恋ちゃんと楽器とえれにすと」等々のアーティストのライブ映像を流しつつ解説。「気さくが世を斬る」「頭痛い」「カラシメンタイコ」等々のインパクトにKさん大笑い。私も7割方はそうなのですが、Kさんの目にはお笑い芸人として映っておられる様子でした。

 学校に戻ってからは細々としたデスクワーク。我らがB組はまだ影響外にありますが、高1・高2でちょこちょこと体調不良が出始めていますね。生徒だけではなく担任団も。この方は大丈夫だろうと言うとある先生が風邪で欠勤なさったのに「へぇ」と思ったら、声をやられてしまったとのこと。感染性ではないなら高熱が授業を邪魔することはありませんが、声をやられてしまったらもうどうしようもありませんね。

 夜は「もりき」。