誰が生徒か 先生か

 1限は高3文系漢文の授業だったのですが、第3回校内模試(文系専用現代文、返却済み)の解説という「建前」で、現代文の試験で「読む」「書く」というのはどういうことなのか、ということを30分間お話しました。答案を見た限りあまりにも「ルール」「作法」が内面化されていない、だから「これは説教です」と冒頭で宣言して。この説教臭さは勿論、昨日のRHYMESTERの余韻に決まっていますね。
 高2以下は定期テスト、本日は3日目で私の現代文の出題がありました。生徒が半ドンで下校した後はその採点を半分ほど終わらせて、本日のメインの(というか、いちばん楽しみな)業務であるところの大牟田地区保護者会の講演へ。

 西鉄電車内で、本日のメインゲストであるところの国語科恩師先生とお会いしてご挨拶(私は同じゲストでも「刺身のつま」です)。大牟田は15人程度の小集団なのですが、本日参加の保護者(お父様方)にF高の卒業生が多く、国語科恩師先生に心酔なさっておられるのですね。先生も、退職されてもう7年ですので人前に出ることはあまり好まれないのですが、担当生徒に頼まれれば絆されてしまう訳でして。
 講演とは言っても、先述の通り我々を入れても20人弱ですので、食事をしながら、私と恩師先生とが20分ずつお話ししたあとは、和やかに歓談をするという流れ。恩師先生は、「人前に出るのはこれで最後」と仰るだけあって、滅茶苦茶ディープな裏話を炸裂させておられて何度も噴き出しそうになりました(今思い出しても大丈夫なのかなぁ、って)。

 大牟田地区は有数の酒豪区ですので当然のごとく終電コースでしたが、恩師先生は本来の21時就寝を曲げてのご参加でしたので2次会の前にご帰宅。
 先生からは、母君へのお土産に「棒茶」を頂きました。幸せ。