きみの言い訳は最高の芸術

 平川克美『路地裏の民主主義』読了、★★★★。どちらが先なのかは分かりませんが、文体が盟友・内田樹さんに似てますね。

 3時過ぎに起床、自宅の書斎で昨日の特講答案を添削。6時に学校入りの後、2時間かけて高2現代文定期テストの採点(ほぼ終わりかけ)を終わらせ、何とか朝の職員朝礼までに授業(定期テスト返却とセンター演習と)の準備を終わらせました。ドラマの時限爆弾じゃないですけれども、本当に1分の余裕があったかなかったかというギリギリの勝負。

 というわけで、1~5限が高2現代文の授業。センターの過去問演習は、現代文2題と漢文1題とを40分弱で解いてもらうという無理筋の時間設定なのですが(本番でそれをやれば古文に40分かけられますからね)、古い時代の過去問ならそれが出来るものもあるんですね(逆から言えば、今のセンターは分量に比して時間設定が厳しすぎます)。放課後は、職員室内のマークシートリーダー(通称「採点くん」)で200枚超のマークシートをあっという間に採点・集計。その後、1枚1枚の答案に点数(150点満点)と順位(全206人中何番だったか)とを記入するのは手作業です。因みに、演習をやってもらうのは力試しの意味もありますが、次の定期テストに向けて平常点を稼いでもらうという意味もあります。得点(順位)に応じて、平常点にプラス点を差し上げるという方式。
 定期テストでは、100点満点のペーパー一発勝負ではなく、課題提出や授業態度や小テストやという普段の生活に応じて点数をつける「平常点」という制度があります(最大で20点だったかな)。私が中学生だった時代には既に存在していたのですが、いざ教員になったら、生徒の「平常」に点数をつけるということに対する違和感は(生徒だった時に感じていた反発よりも)ずっと強いものでした。言ってしまえば、君の人生は13点、君のは18点、君のは5点とか言ってるわけですからね。出来れば、試験一発で決めたいと思っているのですが……。

 夜は、実習生Hくんと一緒に軽めの飲み会。何が食べたいか聞いたら「魚と日本酒」と言ったので、学校からほど近い「もりき」にしました。実習早々にやれ一番街だ文化街だと遠出させるのもあれですから。18時半に待ち合わせて18時半に電話したらまだ寮で寝てたという大学生クオリティ、私から誘ったんじゃなかったらぶん殴りはしないまでもその日は切ってたところですけど、まぁ慣れない内は疲れることも多いんだろうねぇ、と。
 2時間ほど歓談。そこそこ以上に食って、結局日本酒を2人で5合以上は空けてたみたいです(会計から計算して)。