余るほど あなたには いただいて しまったので

 本日の高2は模試受験2日目の半ドン

 昨日の日記で「受験本番(のスタート)まであと1年」「1年は早い」と書きました。
 本日は3時起床後、書斎で高3校内模試用のストック問題2問を彫琢する作業。1題は文理共通現代文(120字解答の設問を含む)を数年前の文章で、もう1つは文系現代文を今年書かれた文章で。どちらも、第3回・第4回に出題する形式の問題で、来年度は恐らく私が高3現代文を担当するでしょうから、もしも今後これ以上の文章が見つからなかったらこの2題を出題します。
 67回生については、来年度高3の授業(センター)、特講(東大・京大・一橋)の年間計画は終えていますし、高3現代文を担当するのは(56・58・63・64回生に続いて)5度目ですから、授業プリントも完備(これに、新しく見つけた本や今冬の入試問題を「鰻のタレ」方式で加えつつ、自作解答例の推敲をしていきます)。要するに、これは国語の人間だけではないと思いますが、高2担任団、教科的にはもう彼らの「見送り」段階に入ってるんですね。

 授業資料に、小栗康平『じっとしている唄』に所収の文章を。この人の文章は能う限り手に入れて、いつか校内模試(多分使えるなら文系専用問題)に使いたいと思っているのですが、なかなか許してくれません。問う文章、読者に考えさせる文章でありながら、一義的な答えが決して認められない書き方なのです。だから、問題出典ではなく授業資料なのです。
 高3の2人と面談は現代文の相談と自己推薦書の添削でこれはボランティア。進学校と言われる学校では当たり前なのでしょうが、生徒は入試相談を、担任団・教科担当者ではない先生にもどんどん持ち込みます。教員を「使う」ことに積極的になれる生徒は強いですね。