なぜか味見がさせたくて

 本日は1限に高2全クラスで(定期テストに準ずる形式の)現代文テストを出題。教材は教科書外から勝手に引っ張ってきた評論文3種類(黒崎政男・尼ヶ崎彬・池谷裕二)で、これは一昨日の日記に書いた通りに選んだ時点でテストでの問い方(3つの文章の概念をどのように関係づけさせるか)の方向性が決まっていた、というか方向性を手探りしながら文章を探したものでした。ので、問題も解答例もすんなり出来ましたし、採点で生徒の解答に悩まされることも(あまり)ないはず。採点の感触(生徒の理解度・記述力)も事前の予想通り。知識を問う問題の出来が予想よりもちょっと良かったのに安心しました。「疎外・阻害」の同音異義語の区別、「疎外=邪魔にする」「阻害=邪魔をする」というのは端的で良いですね。
 12月の頭に行われる第4回定期テストの試験範囲も、教科書外から引っ張って来た評論文3種(中沢新一渡辺一夫杉田敦)。これも3つの文章をどう絡めるか、既に決まっている状態で生徒にも授業予定表を配布済みなのですが、後になって3つめの杉田敦藤田省三「『安楽』への全体主義」に変えたくなってきたのをどうするか迷い始め。今日のテストの採点の感触が悪くなかったので、難化を承知で差し替えるかなぁ。

 17時からは定例の会議で、18時からは某プロジェクトからヘルプを頼まれたので会議にボランティア参加。こちらも20時前には終了。
 明日は、高1・高2が参加する球技大会(クラスマッチ)なので、クラスの生徒が出る試合を観戦しつつ、まだ少しだけ残っている採点業務を終わらせてしまいます。夜の教員有志慰労会の幹事仕事も(毎度のごとく)引き受けています。一番の問題は、F校職員室最強の雨男であるところの化学先生が球技大会の責任者だということ。有志慰労会の案内プリント(10人を超える宴会の幹事をする時には毎回、店名・予算・時間・地図などを入れた案内状を全員に配ります)には、「化学先生の名前で店を予約していますが、例えクラスマッチが雨で流れても慰労会だけは決行します!」と高らかな宣言文を挿入。天気予報は晴れですが……。