真夜中のパーティー

 「飲んだら(酔っ払ったら)スマホ触るな」問題。昨夜、オツカル様と29日(金)に東京で遊ぶ予定に関してやり取り。若しかしたらもうそろそろ酔っ払ってる頃かなぁ、と思いつつTwitterで話しかけてしまった私も悪かったけれども。
 私「そだ、29日(金)ってさ、昼くらいから遊べるのかな? 今聞くのは野暮かなと思いつつ質問!」
 オ「うちは27仕事おさめやで~!!!、!!!、」
 私「なら遊ぼう! 徒手空拳でカラオケに行くぜ!」
 オ「おちんちん!」
 私「……そゆ秘所秘所ばなしはさ、二人っきりのボックスまで待ってて貰えるかな?」
 名門校東大省庁議員のエリート街道を直走る才女ですらキレたら「このハゲ~!」の語彙な訳だから、アラフォー独身が酔って「ウンコチンチン」(by加藤茶)に走るのもやむなきことなのでしょうか。

 今日は職場の(公的な)忘年会で二次会まで(幹事で)参加するから、若しかしたら日付を跨ぐことも覚悟しておかないといけないのに、朝はしっかり3時に目が覚めて眠れない。未明の書斎でPC作業、今日のBGMは小島麻由美(「セシルカットブルース」のオルタネイト・ミックス/インスト、が震えるくらい格好いい!)。

 授業は1~4限が連続で高2現代文(鶴見俊輔)。月~金曜日は3・4限の間に20分の中休みがありますが、土曜(半ドン)だけは中休みも通常通りの休み時間(10分)に短縮されますので、土曜が4コマ埋まったら、1限開始前(8時45分)に職員室を出たら、4限終了(12時45分)まで一度も職員室に戻れません(10分休みに板書準備をするため)。
 で、ふと、「あれ、このノンストップ、何だかとっても久しぶりな気がするぞ」と。思い返してみたら、土曜が4コマ埋まっていたのって、63回生で高3現代文をやった時が最後で、もう3年前になるんですね。あの年は1~4限がセンター授業、放課後5・6限が東大理系現代文特講、7・8限が京大現代文特講、という所謂「よんぶんのはち」という失神必至のスケジュールでした(翌日に10時間分の添削も!)。あれが出来たら何でもできる、と少なくとも国語科の教員には熱弁したいくらい。実際、翌年も64回生で高3現代文をやりましたが、あの時は1・2限がセンター現代文、放課後5~8限は前年度と同じ特講で「よんぶんのろく」、はっきり言って楽だったもんね。
 1~4限の現代文、50分間×4コマを喋り倒したら、久しぶりだったからかな(あと年かな)、少し喉がイガイガしました。

 帰宅後、自宅書斎PCで仕事(学級通信作成)したり、日記を更新したり。
 入浴・着替え、「メガシャキ」で「ハイチオールC」とウコン錠剤を流し込むという漫画みたいな防御態勢を整えてから、自宅前にタクシーを呼んだのが17時30分。忘年会会場は焼き肉「N」で、普通ならタクシーで10分の道ですが、今日はどこもかしこも忘年会で細道脇道全て渋滞、たっぷり25分かかりました。タクシーの運転手さんは、オイルショック前までは小倉でタンカーに乗っておられた(「丸紅」系列だったとか)という方で、その時のお仕事の話を聞かせて貰って道中が楽しかった。

 40人超の職員が大広間占拠の大宴会。私のテーブル、目の前は仲良しの中1主任英語先生でこの方とは仕事忙しいの愚痴が恒例だけどお互いがお互いに曰くあんた仕事引き受けすぎ、お隣は高1物理先生で彼女には我ら高2の生徒が授業でお世話になっておりますのでおありがとうございますのご挨拶、右は中2数学先生でこちらは多少飲まれるものの基本的には下戸なのでウーロン茶を注いで差し上げたり、でもってはす向かいは同窓同僚数学でこことは遠慮会釈一切無く誰とは言わないっつか絶対言えない色々な人への文句をたらたらとだって無礼講だし忘年会だから。

 幹事の仕事、開始。

 一次会が終了した(そろそろお時間です、と幹事の英語パイセンが告げた)のが20時25分で、会場の先生たちが和気藹々と且つだらだらと(←このニュアンス、飲む人なら判るでしょう?)帰り支度をしている中、私は一足お先に店を出て独りで二次会(徒歩5分、酔っ払いなら10分)会場へ急ぎ足。数日前に二次会参加を確認していたのは20人で、一次会の間に全員に聞いて回ったらドタキャンが2人、その代わりに会場で直接声をかけて2人の新規をキャッチしたので人数変更は無しです。
 二次会会場の店(巨大居酒屋「K」)に着いて、エレベーターで2階受付へ。ちょうど1回転目と2回転目との狭間の時間で玄関は出る人入る人でごった返し。縫うように受付店員さんに近づいて予約名「イケモト」を名乗りました。準備して頂けるという個室は20時30分まで埋まっていてその片付けが終わったら入れるという話でしたが、ちょっと前の人たちが長居したため(これが、「和気藹々且つだらだら」の影響!)、我々が始められるのは21時過ぎからということですがこれは無問題。20人を何人まで増やせるのかを確認したら、部屋の広さを考えたら24人が限界だとの話で、ここまで聞いてからエレベーターで1階へ居りました。
 後は、ホール前で次々にやって来る先生たちから参加費(3000円)を徴収してエレベーターに乗せるだけ(全員分の名前を書いた封筒を準備しておいて、徴収した先生の名前に線を引きつつお金を入れていくという原始的なやり方です)。料金徴収のことを「関所」と呼んでいるので、来る人来る人に「はい、関所です!」と声をかけながら。エレベーター前では、63回生主任化学先生が誘導を手伝って下さってます。さて今夜、予定の20人に加えて飛び入り参加は2人(1人は想定内、1人は完全に予想外のメンバー)。で、22人目、仲良し(F校カラオケクラブ)体育先生が到着したのは21時5分過ぎでした。私「3000円、徴収しました。じゃあ、店に上がりましょう。僕、先に会計を済ませとくんで、先生、先に音頭とって始めといて下さい」 体「OK!」
 受付で「イケモト」の予約が22人に増えたこと、帰りではなく最初に代金を払わせて欲しい旨を告げて、二次会コース22人、計66000円を払います。領収書は要りません。トイレの場所だけ教えて下さい。部屋の場所は……あっちですよね、声が漏れ聞こえますから判ります。

 幹事の仕事、終了。

 後は、心置きなく飲むだけ。
 あ、そうそう。私見ですけど、大体5~6人以上のコース席なら、「関所」を設けて料金徴収、開始前に代金を払っておくのが基本です。事前に払っておけば、「和気藹々と且つだらだらと」の中で徴収・計算をする面倒がないし、「俺、昨日、帰り際の記憶がないっちゃん。金払ったっけ?」みたいな翌朝延長が出ないし、解散に時間がかかって(時間が延びて)次のグループに迷惑かけることもないし、何より幹事が「心置きなく」飲めるし。