忍ちゃんね後輩にそういうツッコミはダメ

 年越し蕎麦・雑煮用に買っていた材料は全て使い果たし、お節も昨日の夜で完食、と完璧な塩梅で3日の朝を迎えました。母君の朝食はコンビニで弁当・即席の味噌汁を購入し、私はお茶だけです。
 自宅近所のコインランドリーに羽毛の掛け布団を持って行き、洗濯機に入れて回します(50分)。母君が誤ってお茶を溢してしまったためですが、全脳照射・抗癌剤以来どうも自分の身体が思うように動かないのがもどかしい様子です。5月の歩けない(車椅子)・物が持てない(袋や蓋が開けられない)という最悪の時期は過ぎましたが、やはり治療前から考えたら10は年を取ったと言わざるを得ません。頭はクリアですが、短期記憶はちょっと悪くなっているかな。

 洗濯機で布団を回している間に、母君をタクシーでリハビリステーションに送り届け、私はそのまま「岩田屋」へ。書籍コーナーで今年の分のカレンダーを購入、これは私用ではなく母君のお部屋に架けるものです。自宅に戻って荷物を部屋に置き、コインランドリーで(ぺっちゃんこになった)羽毛布団を乾燥機に移します。乾燥には1時間ちょっとかかるということで、その間に近くのラーメン屋「M」で昼食、及び買い物を。乾燥機から布団(ふっかふか!)を出して部屋に入れた後、12時過ぎに徒歩で学校へ。今日が出勤初日で、デスクワークは冬休み課題テスト(高2現代文)の作成です。

 三が日の職員室になんて誰も居ないだろうと思っていたら、バスケ部顧問先生がお出でになっており、聞けばOB戦が行われているとのこと。63回生の文系Uくん、理系Sくん・Nくんの3人も来ており(3人とも中3で担任をやって、高2・3年の時にはUくんが文系なので私のクラスでした)、4人で少しだけお話。Uくんは一橋3年、Sくんは九医2年、Nくんは東大2年(学年の違いについてはお察し)、ですのでUくんはもう就活だということ。
 S「同期が就職とかちょっと信じられんわ」
 N「まじそれ」
 私「Nくんはそうだろうけど、Sくんは違うだろ。医学部なんて専門学校、6年間就活なんだから」
 S「そうかぁ」
 ちょっと前に会ったときにUくんは「デベロッパー」になりたいとか言ってましたっけ。不動産って言えよ、と思いましたけれども。
 私「そういえば、Sくん、取りあえず一発殴っていい?」
 S「え、何で?」
 私「駿台の広告インタビューでさぁ、文化祭の副実行委員長だったことが浪人の原因、って」
 U「最悪やわ(注・Uくんは文化委員長)」
 私「文化委員が文化祭のネガキャンを張るという愚」
 S「いや、それ、ちょっと待って、聞いて」
 まぁ、聞けば要するに自分のインタビューがズタズタに選択編集された結果だというあるあるな理由でしたけれども(想像通りでしたね)。

 バスケ部3人と入れ替わりに職員室にやって来たのは、年末に東京で飲んで今日もK市で飲む63回生文系Eくん。サッカー部のOB戦も今日行われるそうで、OB同期に挨拶しに来たということ。参加しないのかと聞いたら、PCを使った作業があるのでスタバかどっかに行って作業するということ。
 そこで、2人でタクシーに乗って移動することに。私の自宅経由で市内のスタバまで。私は仕事場を自宅に移して課題テストの作成をする、Eくんはスタバで自分の作業をする、時間が来たら今度はEくんがスタバからタクシーに乗って私の自宅経由で(私を拾って)飲み会の会場まで行く、という流れ。

 西鉄K駅のミスドの前で待ち合わせた4人は、私と63回生我ら文系A組3人、計4人。卒業生は、東大教育学部3年Eくん、京大法学部3年Fくん、京大法学部2年Kくん(学年の違いについてはお察し)。私・Eくんが最初に着き、続いて時間ぴったりにFくん。Kくんからは2分ほど遅れるというメールが届いています。
 F「お~、E、久しぶり~」
 E「わ~、Fだ~、全然変わってない~」
 私「2人は卒業以来?」
 E「いや、成人式で会ったかな」
 私「あ、Fくん、そういやKくんってさ、例の彼女とまだ続いてんのかね?」
 F「いや、2ヶ月前に別れた……というのを1ヶ月前にAから聞いた。本人からは聞いてないから、俺たちが知ってるということをKは知らんと思う」
 私「ほうほう。それでは自然にそっちに持って行って本人の口から言わせて」
 E「飲み会ではその話題で盛り上がる、と」
 ……2分遅れでKくん登場。
 E「お~、Kだ~。久しぶり~。卒業以来~。っつか痩せたな~」
 K「ども、遅れてすみません」
 F「あれ、お前、髪染めた? こないだ金髪だったよな」
 K「あ~、染めてたやつをこの前黒くした」
 F「え、黒くしたん? 髪色変えたん? K、お前、もしかして何かあったん?」
 私「お前、下手かよ!」
 そうそう、Fくんは、こういう天然で残念なところ、あったわ。

 大学の話は、例えば就活の話(EくんのスタバでのPC作業は就活の資料作りだったそうです)とか、どれくらい授業をサボってるかとか、63回生の誰が留年した(しそう)だとか、そういうのが中心。一次会の居酒屋「S」は禁煙なのですが、今日の3人は全員ノンスモーカーだったので大丈夫でした。喫煙を始める(た)ことと留年した(しそうな)こととは親に言えない話なんですって。
 大概飲んでから2軒目に移動したんですが、場所はEくんの希望で「おばさま(オブラート!)がやってるような渋い小料理屋」になり、それならばと行きつけ「三ねんや」のママさんに電話をしたら、お店は休みで今飲んでいるからそこへお出でというお誘い。ママさんの知り合い(昔経営していたスナックの従業員)の女性がやっている「渋い小料理屋」で、これはEくんの要望通り。京都で行きつけのバーがあるというおされ生活のKくんは「こういう所は初めて」と珍しそう。手作りのお惣菜で飲み直したり、カラオケを回したり、こういうお店の楽しみ方を探り探りの学生諸氏が初々しいです。私が入った時にカウンターで独酌をしていた若い男性が、実はF高卒業生(55回生で市内S病院勤務)だということが判明して初対面のご挨拶など、和やかな夜でした。

 鳥栖から来ているKくんの終電に合わせて解散。帰宅後は即就寝。