黄昏おちて 部屋のドアを開けたら

 とは言え、私にも私の私生活(重言)はありまして、次の4月から2年間、住んでるマンションの組合の副理事長を務めることと相成りました。それがどのような拘束の下でどのような面倒くさいことをやらされる仕事なのかは全く解っていませんが。取りあえず、4月の真ん中頃に最初の理事会が開かれるそうです。僅か20戸強の部屋しかないマンションなので、理事会と言っても構成員は4人だけです。

 本日は、7限に5クラス横並びで現代文の試験。普通なら直後に採点を終わらせて次の授業で返すのですが、次の授業がスキー研修明けなので、今回の採点はスキー研修引率の合間にすればよくて大変楽ちん。8割の力と決めたばかりの私に、早速天使のエールが送られてきました(幸福な思考回路です)。

 さて、ここで「8割の力」について考えます。
 「8割の力」と言うときに、全ての業務において2割手を抜くとかいうアホなことをする人間はいません。やるべき業務の成果は落とすべきではありませんから、必然的に業務に優先順位をつけて、それ以外をカットするという方向に考えを傾けます。例えば。

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 【昔の日記。担任未体験で20代の私、「私が担任したら絶対猫可愛がりするから生徒が甘えて堕落する、それが今から申し訳ない」なぞ書いてます。己を知ってはいますが、厳しさは足りません。担任6年目アラフォーの私は、「猫可愛がる。それで堕落するなら知らん」という大人の厳しさを身につけています。】

 前述の通り、担当高2Bの担任業務は絶対優先事項ですね。全力で甘やかさないといけません。
 それから、「授業が命」なので、今年度担当の高3漢文・高2現代文。入試前なので、高3漢文の二次過去問添削の依頼は引きも切りません。
 続いては、67回生担任団の仕事かな(これは、クラス担任とは別次元の仕事です)。会議があったり、教務部の資料を作ったり、模試や週テストの試験監督があったり、まぁ色々。

 サイバラ先生が最近色んな本で書いている通り、人間が持てる荷物は3つで後は捨てる、というのは私も正しい思っています。丁度、前述の3つの仕事(クラス・授業・学年)が(時間的にも体力的にも)業務の8割ってとこじゃないでしょうか。
 だから、後は捨てる(か、手を抜く)。

 具体的には。
 先ずは、校内模試の問題作成。来年度、私がもし67回生高3を継続担当(現代文)するならば、校内模試は現代文を2種類作成することになるでしょう(多分、第3回と第4回と)。その問題(文理共通1題、文系1題)は勿論既に完成していますが、今後新しく読んだ文章で今の問題よりも良いものが作れそうならそちらに差し替えるのが通例です。で、普通だったらその観点から毎日を「鷹の目」で過ごすんですが、暫くそれをやめます。探さない。読書は軽いのに傾けよう、本屋の立ち読みも減らそう(本を買う量は減らしませんけど)、等々。
 続いて、ボランティア添削。今年度は高3の漢文を担当しているのですが、現代文の添削もガンガンと回ってきます(国語科中の先生がお手伝いなさっている様子)。これは気のせいかも知れないけれども、今年度はその枚数が例年の倍とは言わない量に達しているような。で、通常だったら翌日返却なのですが、暫くは手が空いたときに細々とというペースで(ごめんね!)。睡眠優先。
 更に更に、暫く6時出勤を絶対化するのをやめましょう。30分長く寝たり、学校ではなく自宅書斎で朝の仕事を片付けたり、等々お気楽に。

 他にも色々降ろす荷物はありそう。
 母君には申し訳ありませんが、来月25日から1泊で予定していた四国旅行もキャンセルします。丁度、昨日今日と母君が風邪をひかれている(喉がやられている)ので「大事を取って」というのを方便にしました。実際、手を引く側が疲れていたら失礼ですからこれは母君のためでもある、と自分をごまかしつつ。まぁ、近いうちに次のチャンスがあるでしょう。

 後はやっぱり。
 私「疲れてる時ってさ、やっぱり美味しいお肉が食べたいよねぇ」
 マ「珍しいよね、独りの時に鴨を注文するの」
 私「高いから腰が引けるんだけど、それでも牛豚に走る年じゃないの。鴨か鯨かが精一杯」
 夜は「もりき」で独酌。