先のこと 考える 暇なんて

 本日の高2は外部模試の2日目。終了後には明日からのスキー研修を前にした結団式が行われました。生徒はほぼ半ドンで下校。結局、新しくインフルエンザを発症した生徒は居らず(明日まで予断を許しませんが)、現在出席停止中の生徒も明日からは出校(スキー研修参加)が可能な状態なので、インフルで研修不参加という生徒は出さずに済む確率が高そうです。現在のF校では、中2で学年閉鎖ギリギリという勢いでインフルエンザが猛威を振るっていることもあり、担任団はヒヤヒヤしていました。生徒下校後は、旅行社の方々・養護の先生と担任団とで打ち合わせを夕方まで。

 さて、本日は上記打ち合わせの後で定時退勤だったのですが、3週間前(正確には1月11日)の日記に書いた「勤務実態調査」が本日から始まりました。具体的に言えば、毎日ハンコを押す出勤簿に手書きで出勤時刻・退勤時刻を記入するという業務。本日の私で言えば、出勤時刻「7:00」と退勤時刻「17:00」とを書き込みます。労働者の勤務過多抑止を目指すという建前で労基局からの命令。これが「建前」だというのは、それぞれの教員が手書した時間をこせこせと集計する作業を事務方が負わなければならないということからも端的に判ります。いやいや長い目で見ようよ大学全体の就労環境のためでしょうが、と言われたら「だって、教員って残業手当出ないも~ん」と言いながら蝶のように逃げましょうか(少なくとも、職員室にとっては「建前」意外に表現のしようがない)。実際、これは事務方にだけ関係のあるイベント(こっちは遊びだと思わなきゃつき合ってらんない業務)なんじゃないかな。
 しかし私は「『無駄』なる語彙廃絶委員会」のメンバーなので時刻記入を(忘れなければ……ちょいちょい忘れるでしょうが)続けます。「そんな実入りのないこと、何でやるの?」と聞かれたら、はい、大きな声でお返事しましょう。「暇だからね!」

 という訳で、定時で退勤をして、帰宅後は入浴・「もりき」で軽く独酌、その後、寝る前に旅行カバンに3泊4日分の着替えを詰め込んでから就寝。

 森見登美彦『太陽と乙女』読了、★★★★。『ペンギン・ハイウェイ』は読後思わず「やったー!」と叫んだ(正確に言えば日記に勢いよく書き込んだ)傑作だったのに、なぜだかそれを最後にその後の小説作品には手を出していませんでした。が、今回のエッセイ集を読んでいる内に無性に読みたくなったので、買うだけは買い続けていた諸作品の中から『聖なる~』を取り出して明日からの旅行カバンにインしました。