旬の発熱 今まさに わたしの上に

 森見登美彦『聖なる怠け者の冒険』読了、★★★★。『ペンギン~』の時の万歳はなかったものの、久しぶりのモリミィ妄想ワールドを楽しみ。これ、第一稿(新聞連載時)の作品がほぼ別作品になったという程に書き換えられているそうで、元の作品もちょっと気になりますね。

 さて、本日朝5時の携帯に、高2英語パイセンから「高熱、インフルエンザかも知れない、9時いちばんで病院に行く、インフルエンザなら授業を諦める、違ったら授業をする」というメールが届きました。で、出勤後に時間割を確認したら、パイセンの授業(半ドン4限授業の中に2コマ入っている)を時間割変更で3・4限に動かせることが解ったのでその措置をとり、パイセンがインフルエンザなら自習、そうでなかったら授業、という風に決定。
 結局インフルエンザではなく、定期テスト前の授業時間を確保したかったパイセンは心置きなく授業が出来るとお喜び。「高熱は大丈夫なの?」という心配は、「授業はやれるやろ」と一蹴です。「インフルエンザなら伝染るからアウトだけど、単なる熱なら自分次第だからね」と堂々の教壇。生徒も学級日誌日直感想で「いつもと全然変わらない授業、尊敬」と書いています。
 そこへ来て高2関西数学先生の一言が光ります。「アホか、風邪も伝染るで」 こういう笑える正論は人生の養分。私も「熱なら自分次第派」なものでしてね。

 半ドンの放課後はわりかし早めに学校を出て、タクシーで母君のリハビリステーションへ。筑後の癌患者サロン、参加は3度目ですね。今月は参加者が多く30人弱の盛況。グループに分かれて車座、自身の体験を語り合うという形式はいつも通りで、母君が1時間ほどでお疲れになって先に失礼するというのも前回・前々回と同じ(途中参加・途中帰宅も問題なく許される雰囲気です)。参加資格は患者とその家族なのですが、家族連れで来る方は殆ど居らず(家族の立場で参加したのは私を含め2人だけで)、3ヶ月連続で付き添った私のようなタイプは非常に珍しいそうです。
 その後、西鉄K駅構内の喫茶で軽食をとりつつ月末の引っ越し(リハビリステーションを出て我が家へ)についてお話。電話ではなく直接お話をするのは今日が初めてですね。荷物が少ないので赤帽で十分だろうということ。私の方は、施設との書類のやり取り等もあるので当日は一日が潰れるでしょうね。

 夜は「もりき」で読書独酌。寂しく気ままな独り暮らし、あと2週間で終わるんですよ。実感が湧きません。