なのにあなたは京都へ行くの 京都の町は

 本日、F高のいちばん長い日。東大・京大の前期試験合格者が一気に発表されます。今年の高3は京大志望者が(ちょっとびっくりするくらい)多く、その分東大志望者が減っている様子です。結果に関しては、私は担任団ではないので評価めいたことはしません。ただ一言だけ言うとすれば、スプリンクラーは今日も正常運転だったということ。
 東大合格発表の後は、受験生が続々と挨拶に来るので、一人顔を見る度にスプリンクラーが作動です。後「あ~、あ~、あ~(涙)」 私「凄いねぇ。ボヤが消える勢いだよねぇ」 とまぁ、生徒と一緒にご挨拶に来られたお母様や、職員室の他の先生の中には、もらい泣きなさっている方もお出ででしたから、どうしても笑ってしまう私の心が荒んでいるだけなのかも知れません。私「今そんなに泣いてたらさぁ、来年が大変だよ?」 後「来年はもう泣きませんよ!」 私「あのね、浪人の苦労経て合格するんだよ? そっちの方が現役より『来る』と思うよ?」 これは賭けだな。

 高2は授業が3コマ。定期テストの成績データが出そろったので、その処理の作業もあって割とバタバタしました。来年の今日は我々67回生の発表です。私は泣かないと思うけれども、立派な成績をあげて欲しいとは思っています。その為にやらなければならないことも分かってます(担任は持ち上がるのが通例なので多分そのまま学年団にはいられるでしょう。一応、現代文を担当するつもりで居るので、そのつもりで授業・特講の年間計画は立てていますし、校内模試の問題も作成済みです)。

 3月10日は職員室を挙げて高3担任団の慰労会。私は担任団ではないですが、授業を少しだけ担当したのでちょっとだけ「慰労される」側に足をつっこんでいます。校長先生・学年主任先生のご挨拶のあと、教頭先生の音頭で乾杯。歓談の後、最後は来年度の学年主任(要するに我々67回生主任の地理先生)の決意表明、教頭先生による万歳三唱……という定例の流れの、最後の万歳三唱の前に挨拶に立たされたのが高3担任・ザ・スプリンクラー先生。ここ数日間が余りに笑え、じゃない感動的だったので特別に一言を、と。後輩くんが話している途中で、聴衆の一部から「仰げば尊し」の合唱が始まったのは面白かった。完全に泣かせにかかってます。

 二次会は慰労会会場から徒歩5分の居酒屋「S」を押さえて先生方をご案内。明日からは1泊2日で上京旅行(月曜年休、スミマセン!)なので、三次会には行かずに自宅に戻りました。

 友井羊『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ』読了、★★★★。