春は花見 満開の桜の下乾杯

 今年度最後の出勤(次の出勤は上京旅行の後、4月ですから新年度ですね)。F校の構内は桜が満開です。国語科の非常勤先生から「F校は桜が綺麗ですが、お花見をしたりするんですか?」と聞かれました。四半世紀前までは、4月最初の職員会議が終ったら鏡割りをして、そのまま花見酒に雪崩れこんでたそうですよ(あぁ、羨ましい!)。
 国語科会議は、来年度の模試作成の担当割りを決めたり、今年の入試(センター、東大、京大が中心)の問題の分析を行ったり。後者は高3の授業担当者が行い、私は今年は漢文(二次対策授業)を担当したので東大漢文の分析。詳述はしませんが、今年の東大漢文は難しかったですね。

 午前中が会議、その後は国語科研究室の掃除です。一年に一度の大掃除は、しかし掃除というよりも右から左に物を移動させる業務が主。具体的には、出版社から大量(本当に大量なんです)に送られてきた問題集や資料冊子を廃棄する作業です。力仕事。折角いただいたものを廃棄するなんてと思われること勿れ、毎年毎年全く同じ物が全く同じ量だけ送られて来るんですから、廃棄しないと部屋がパンクするんです。演劇部顧問の先輩先生と。
 先「毎年毎年さぁ、空しくなるよね、この作業」
 私「奴隷労働極まれりでしょ、こんなの」
 先「出版社がさ、新しいのを持ってきたときに古いのを引き取るとか」
 私「してくれないでしょうねぇ……あ、そうだ。先生、脚本を書きましょうよ」
 先「は?」
 私「演劇部の次の公演、これ(本の山)を処分できるような方向性で先生が脚本を書く。小道具で使って部員に棄てさせましょう!」
 先「どんな脚本だよ」

 午後はフリーなので、血痰ネーミングショッピングモール「You Meタウン」まで歩いて出かけて「タワレコ」を覗いたのですが、既に発売されているはずのNOKKOの新譜は在庫無しで、今日がフライングのはずのサカナクションのベスト盤はまだ店頭に置かれていませんでした。要は不発で、これらは東京で買うことになります。「紀伊國屋」の本棚も一通り見て回りましたが、ここでアンテナに引っかかった本も池袋「ジュンク堂」で購入することにします。

 夜は国語科の飲み会で、こちらは昨日とは打って変わって静かなムード、話の内容も(比較的)穏便なものになるので、そこまで周りの耳を気にすることもありません。貸し切りや個室に殊更拘らず、非常勤の先生方がお帰りになりやすいよう西鉄ターミナルから程近い居酒屋「T」を押さえました。今年の高3(66回生)の主任が国語科のベテラン先生でいらっしゃるので、今回の忘年度会は先生へのお疲れ様が目的だと言っていいのかな。
 国語科らしく一次会で解散。明日からの上京旅行への体力を十分に温存して帰宅できました。

 ……今日の日記のタイトル、全然興味のない歌からで、あまりといえばあんまりな歌詞のクオリティに逆に忘れらんねぇよみたいになってるフレーズなんですけれども、これに続けて「頭上広がる桃色は Like a ファンタジー」ってもうさ。