自分を信じた男2

 5月と8月との上京旅行の日程が確定しました。黄金週間は4月30日からの4泊5日、夏休みは8月2日からの5泊6日です。共に飛行機往復で宿泊は定宿の池袋北口。大体3週間前辺りからTwitterを中心に昼夜の飲み友達を募集します。

 本日は明日の入学式・始業式を前にした前日準備の日。課題テストの問題を印刷したり、新しい高3Bの教室の整美や掲示物張り出しを行ったり。クラス掲示するカレンダー(自費)には、5月黄金週間までの行事予定をちまちまと書き込んでいます。勿論、核は「男く祭」ですね。
 私の仕事(命であるところの授業関係)の方はといえば、課題テスト(10日出題)の問題は印刷済みで、初回授業(11日)の使用プリント9枚の原稿は印刷室に回しています。5月下旬の①定期テスト前までの授業については原稿が全て準備できていて、10月・12月に出題する予定の校内模試の問題は完成済みです(これ以降、より良い文章があれば即座に差し替えます)。知らない人が訊くと「凄え! 仕事進んでる!」と思われるやも知れませんが、これでも「回ってない」のが高3現代文です。本格的に動き出して、一度添削指導が始まれば、毎日が自転車操業になるのは目に見えています(大体、黄金週間明け、特講開始が地獄のトバ口ですね)。

 前々回の「月空」で牛モモカルパッチョを頼んだらバイト氏に魚と間違えられ、昨日の「月空」では瓶ビールを頼んで生が届き、今夜は居酒屋「T」でレバー串を頼んだらハツとレバーの炙り刺しが出てきました。私の特技「店員さんを呼んでも気づかれない」に、最近「気づかれたとしても注文を聞き取ってもらえない」というのが加わりつつあります。こういう人を主人公にした石川雅之の短編があってそれは面白かったんですけれども、自分自身がそういう属性の持ち主だっていうのはとりわけ教員としては致命的なんじゃないのか、と。

 明日は午前中が始業式、午後が入学式。夜は、母親世代の飲み友達・Hさんとシティプラザで『ラ・カージュ・オフォール』を観劇します。以下、5・6月はライブ観賞が多いです。
 5月7日はNOKKO、27日は新居昭乃、6月1日は戸川純(DJ掟ポルシェ)。これらチケットを取った時には、まだ新年度の授業・特講の時間割が決定していなかったので、場合によっては行けなくなる覚悟で買っています。が、昨日の職員会議で新年度の時間割が確定したので、今後のチケット購入に関しては時間割と相談が出来ることになりますね。ただ、今年度の私、水・木・金・土に16時~18時の特講が入ってるんですよねぇ。例えば6月1日の戸川純は金曜日、薬院で19時開演です。京大文系現代文特講を18時に終らせた後、タクシーを飛ばして西鉄に移動して23分の特急に乗ることが出来ればギリギリで開演に間に合うことになります。添削は、翌未明の書斎作業ですね。

 鳥集徹『医学部』読了、★★★★。医学部に行くには、知性と倫理観と体力とが兼ね備わっていないと駄目ですよ、手に職金儲け的な発想はアウトだしそもそもこれからの医者が儲かるなんて考えない方がいいですよ、という極々常識的な内容。学級文庫に入れたら、生徒にも教員にも怒られないでしょうが一部保護者に怒られてしまうかも知れません(入れますけど)。
 「近視眼的な考えで医学部を選択すると、後悔してしまう可能性もあるのだ」(131頁)の記述にわおカッコいいついて行きます! となった直後、「九州一の偏差値を誇るK大学F高」(136頁)の記述で醒める。うち、「九州一の偏差値」なの? そうだとしてそれって誇るべきことなの? そうだとして、うち、誇ってるの? そうだったら、それって「近視眼的な考え」だよねぇ。