望みの糸は切れても 救いの糸は切れない

 「最下位層で一科目でも欠点を取り、再試験にも合格できなければ進級できません。その場合は残念ながら公立中学校に転校せざるを得ません」
 これ、某掲示板のF校スレッドの書き込みから引用。どうしてこういう嘘を書き込むんでしょう。進級不可になるのは11単位以上の落単なのですが……。
 と、オンラインで呟いたら即座に64回生Yくんから「別に進級できないからって転校しなきゃいけないわけじゃないしね」というリプ。流石、中2を2回やってちゃんとF校を卒業して現役で某国立大に合格した猛者、発言の説得力が違います。「あら、重々しい発言。心に『留』めておきます」

 3時起床、書斎で特講の添削を3時間、入浴後に出勤。授業は文系記述が1コマで、この添削は月曜の朝に返します。本日の放課後特講(理系京大現代文)もそうですが、土曜の記述は翌日(日曜)返却が出来ず月曜返却になるので日曜にゆっくり添削をすれば良いから楽なのです。一方で可哀想なのが生徒。理系の京大志望者は、土曜4限の後、13時30分~15時30分(5・6限相当)に数学のテスト会があり、皆が帰った後の15時30分~17時30分(7・8限相当)に残って現代文の特講を受講する必要があるんですね。土曜の下校完了時刻は17時なのにそれを軽やかに無視して現代文の特講。
 というわけで、半ドンSHRの後、生徒が数学テスト会を受講している間に一旦家に戻って買い物・入浴などなど。15時に学校に戻ってから特講準備、2時間の授業(とは言っても、前半50分は生徒が解答するだけなのですが)。昨日の文系の生徒もそうでしたが、京大は長大な(紛らわしい書き方)解答欄をガシガシ埋めることを要求しますので、初回・2回目などは彼らは行を埋めること自体に難渋します(20回も解けば慣れていきますが)。今は1cm感覚で1行ずつ区切られていますが(14cm×4行とか6行とか)、かつては区切りがない大きな四角がでんと示されこの中に勝手に書けという形式だったそう。その四角い大きな箱、受験生からは「棺桶」と呼ばれていました。

 17時30分に特講が終る時間を見計らってタクシーを予約しておき、終了後は事務室前からタクシーに飛び乗りました。今日はF校の歓送迎会が市内某ホテルの広間で。正式な行事なので仕事着(ネクタイ着用)で参加。昨年度でご退職のベテラン英語先生にも久しぶりにお会いしました。今年は新任の先生がたくさんいらっしゃるのですが、その中のお一人が余興として疲労した「芸」(本当に「芸」としか言い様がないやつ)が凄まじかったんですけど、これはここに書くべきことではないな、うん。
 2次会の幹事までがっつりでしたが日付は跨いでいません。健康睡眠。