陸に上がって 酒のむときは

 安藤ゆき町田くんの世界(7)』読了、★★★★。完結。良いマンガでした。実写映画化を観るかどうかはキャスト次第……ん~、やっぱ観ないかなぁ。『町田くん』ファンの他の人がどう思ってたかは知らないんですが、私、町田くんの一人称が「俺」なのにとても気持ちいい違和感を抱きながら読んでいました。生徒でも時々、きみが「僕」なの? でもってきみが「俺」? みたいな意外性があったり(本人には言いませんけど)。

 さて、3時起床、書斎で特講の添削を3時間、入浴と朝食作成・弁当作成。バタバタ出勤してギリギリ7時50分に到着(8時から生徒面談です)。1限に文系記述の授業がありその添削は午前中に終了(答案は帰りのSHRで返却)。昼休みに自宅まで自転車往復して母君の夕食を作りました(冷たいメニューだけでプレートを埋めて冷蔵庫へ)。今日は、特講の後に実習生Mくん(67回生に在籍中の弟くんと一緒に東大特講の問題を解きます)と飲みに行くことになっているので、夜は自宅に戻れないのです。

 で、その特講。理系東大現代文で教材は昨日の文系と同じ西部邁。流石にMくんが解いたのは4年前で中身は覚えていないでしょうから、弟くんとの勝負も多分拮抗です。弟くんは理数の人で国語・英語には苦手意識があるようですがそれはお兄ちゃんも一緒ですから。
 私「今日は、実習生の東大数学科M先生が参加されます。偶然にも同じ名字の現役生が居ますので……Mくん、もし同じ名字の現役生に負けたら、今夜はきみの奢りね」
 M「……はい」

 特講後の職員室で、真っ先に2枚の答案を採点。お兄ちゃんMくんと弟くん、どちらも平均点をオーバーはしていたのですが、残念ながら(?)お兄ちゃんが弟くんを1点上回って面目を施しました。というか弟くん、「肥大」なんて漢字さえ間違えなかったらお兄ちゃんの域だったのに!(そしたら今夜は割り勘だったのに!)
 つっこた私の奢りですね、夜は「もりき」にてカウンター独酌。実習生の目線から、私の授業(特講)の忌憚ない好評を頂戴して勉強させて頂きました。でもって、後でマスターから「食いついとったね~」と笑われたんですが、Mくんから板書(メモ帳)付きで聞いた数学の話がとても面白かったのですね。やっぱり抽象的な学問をやってる人って素人への説明が巧いなぁ、と感心。
 私「0の階乗が1ってのは、便宜なの?」
 M「定義です」
 受験勉強において0の階乗が1になることを使ったことがあったかは忘れましたが、勝手に証明できることなんだと思っていました。
 因みに、説明のために書いてもらったメモは財布に入れて持って帰りました。