例えば 霧の中 本当は何も見えなかった

 6時起床、少しだけ書斎で添削。入浴後に母君の朝食作成(今日は弁当は作らず)。本日は朝から年休を取って(SHRは副担任の先生にお願い)、母君の「S」病院月イチ検診の介添。タクシーで病院へ移動し、採血・レントゲンの後、9時過ぎに主治医のY先生の診察。母君の身体に特段の変化はなく抗癌剤治療継続というのは変わらないのですが、4月・5月に救急搬送されて以来、Y先生の質問は「調子は如何ですか」に「ご自宅での生活に不自由はありませんか」が加わり。今日は、病院付きのケアマネージャーの方との面談を勧められ、勧められるまま面談に臨んだらその場で市役所への介護申請を勧められました。まぁ、そうなるんでしょうねぇ。私は介護認定などの知識は0ですが、母君はご専門なので良くお分かりでしょう(それがご自分の問題として降りかかってくるという自体は想定外だったでしょうが)。
 病院を出た後、西鉄K駅内のスーパーで母君のお気に入りののど飴と昼食用のお弁当とを購入。今日はここで弁当を買うつもりで朝の台所では少し楽をさせてもらいました。

 タクシーは自宅で母君を降ろしてから学校へ。特講添削、4限に文系授業(添削あり)、面談。三木清は文系よりも理系の方が読めていますね(哲学者の文章だからでしょうか)。集計まで終わらせて帰りのSHRで返却。4限の文系添削は頑張ったのですが半分までしか終わりませんでした(明日の朝返すことにします)。
 放課後。文系京大特講をキャンセルした(本来は特講のない予定だった再来週に補講を行います)ので時間に余裕。自転車で市役所まで出向き、母君の介護認定に関する申請手続きを行ってきました。60歳の母君ですが、末期癌の患者ということで認定手続きの対象に入れるということでこれは喜んで良いのやら。

 自宅に戻って夕食を作り、母君が召し上がっている間に入浴。風呂上がりに「もりき」独酌。母君の介護認定に関しては来週のどこかで市から調査の方がやって来られるそうですが、経験者のマスターは調査では「母はアレもできませんコレもできません」と否定を論うべきだ、と。勿論認定において有利に働くようにという優しいアドバイスであることは判るんですけれども私としてはちょっと……
 ……とかデリケートなことを考えながらも指は勝手にスマホを弄り、秋に教育実習に来るIくんに「明日、春実習のMくん・Kくんの慰労会があるけど、飛び入りゲストで参加しな~い?」