みんなこぼれて鍋の底

 3時起床、書斎で特講の添削、入浴後に朝食と弁当とを作ってから出勤(母君、昨日の「A」の南蛮を絶賛)。始業前に臨時の職員会議(の・ようなもの)があり、本日は雨がどんどんひどくなる予報で帰りが心配なので短縮授業にする旨が決定されました。具体的には、中学5限、高校6限。45分授業にして休み時間も短縮。補習特講等は禁止で生徒は放課後完全下校……という判断が間違いだったことが、昼過ぎに西鉄(小郡~大橋)がストップしたことで明らかになりました。JR(羽犬塚~二日市)もやられて、動いているのはK市と博多とを結ぶ新幹線のみ。
 新幹線を使った贅沢な(K駅→博多→天神)迂回をする生徒が居たり、保護者に迎えに来てもらう生徒が居たり、市内の友人宅にお泊まりする(W杯を観る気まんまん!)生徒が居たり、ホテルを押さえる生徒が居たり、高3生徒は「非日常」を色々なやり方で解決しようとしていましたが、中学生(特に女子)は大変だっただろうなぁ、とこれは他人事のように述べてはならず学校関係者として謝罪せねばならぬことです(後日、校長名で謝罪文が出されました)。

 生徒と連絡を取るために学校待機の先生方、結局日付が変わるまで職員室におられた方もお出でだそうですが、私は様子を見がてら18時過ぎに西鉄K駅に行き、スーパーで食料品を買い込んでから自宅へ。母君の夕食に、今日はラタトゥイユ(の・ようなもの)を作ってみました……いや、だから優雅に新メニューの練習なんてしてる場合じゃないんですけれども。

 お前学校の不手際を棚に上げて何言ってんだよ、というお叱りを覚悟の上で、自分のクラスの一部男子(びしょびしょ)に。
 私「まさかこの時期になって、帰りのSHRで『豪雨の中でサッカーなどはせず、受験期で定期前の身体を是非労って下さいね』などと言わなくてはならないとは思いませんでした」
 いや、これまで担当した56回生だとか63回生だとかとは違う集団だとばかり思ってたんですけれども、そして実際に違う集団だと思うんですけれども、男子の身体の中に流れる「おバカの血」ってのは、やっぱ脈々なんですね。いや、でもホントやめて。3月まではやめて。
 生徒「先生、紙袋ありませんか?」
 教師「なんで?」
 生徒「いや、体操服が濡れてて」
 教師「お前もサッカーかよ! えっとね、じゃこれ、ゴディバの袋。アホなものはせめて高い袋に隠そう!」

 因みに、明日は休校です。夜の職員連絡網で回ってきましたが、前日に休校が決定するなんて本当に珍しいこと。ただ、定期テスト前の休校ですから、善後策を練る会議を行うそうで、出勤可能な教員は9時に学校に集合しなければならないそう。はい、出勤できます。余裕です。どんな時でも(徒歩で)学校に行けるという基準で家を選んでますから。