風の中で 褪せて 消えてしまったの

 朝食・弁当を作成、入浴後に出勤。今日は試験監督以外は採点三昧です。明日でテストが終了し(67回生はF校の定期テストから完全卒業!)、明後日の授業で返却をするのですが、明日は午前中が母君の通院介添、午後が面談連打で暇がないので今日が実質的な勝負です(集計まで根性で終わらせました)。二日市「月空」は木曜金曜が再開の目標だと先日マスター(63回生Mくんパパ)が仰っており、最初に伺う際には「お見舞い」をお持ちするつもりなので、封筒(お見舞いは水引ではなく封筒だそうで)の表書きを事務嬢さん(書道の免状をお持ち。どんだけ出来女)に書いて頂きました。夜は自宅に戻って夕食を作成。ズッキーニを薄く輪切りにしたら生でも食べられるということで、野菜とベビーホタテとを使ってカルパッチョ(の・ようなもの)を作ってみました。母君から「美味しい」の言を引き出すことが出来て嬉しい。でもそらそうだ、わざわざバルサミコ酢まで買ったんですから!
 夜は野菜料理「B」でカウンター読書。

 さて、久々久々の「★」です。
 山田風太郎『風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く』読了、★★★★。西鉄K駅構内で定期的に開かれる古本市で山田風太郎ちくま文庫が数冊投げ売りされていたので躊躇わず購入。全然知らない作品についての自作解説……なのに面白いのは語りの妙、もあるけれどもミーハー(情熱)とツッコミ(冷静)とを上手に使い分けるインタビュアー(森まゆみ)の力量が大きい。インタビュイーをして「もう少し手を加えるものだ」と言わしめた程に編集なし(全く手を入れず)の文字起こしなんだそうですけれども、まぁそうでしょうねぇ、という感じ。
 雨瀬シオリ『ここは今から倫理です。(2)』読了、中村光聖☆おにいさん』読了、どちらも★★★★。

 そう言えば、上記の古本市では、山田風太郎と一緒に内田善美の短編集『星くず色の船』も購入したんでした。りぼんコミックスですが、定価の何倍だよという価格です。丁度その前日に担任団関西数学先生(超読書家)から「池ノ都くんは内田善美は知っとる?」と聞かれて知らなかったのを教えていただいたところだったので、まさか翌日の古本市で出会うなんてこれは運命的偶然だ、と思い。話だけ聞くに、例えば岡田史子だとか、はたまた佐藤史生だとかを想像していたのですが……とまぁ、表題作しか読んでいないので感想はまだ。