どこまでも走るだろう けれどもふと黙りこむ時も

 我らB組某くんは現在プラハ。国際言語学オリンピックの日本代表として世界大会に挑んでいます。その彼が出発した後、メールで「健闘祈念!」と送ったら、帰って来たのが「ありがとうございます! あと、今週は私の班が教室掃除ですので、他のメンバーに欠けてしまってごめんなさいとお伝え願います」の言。お言葉通りSHRでお伝えしたら皆「らしい!」と笑ってました。
 因みに、国際科学オリンピックの中でも後発組にあたる言語学オリンピックは、日本においては未だ国による金銭的支援の対象外なのだそうです。現在、言語学オリンピックの周知・アピールのための活動が行われているそうなので、例えばF校の校長先生(著名な言語学者)などのご協力が頂ければ良いですよね。

 本日は授業無し(B組から2人が慶應大学AO入試に出願するので、そのための作業に3時間ほど使いました)、放課後に特講(京大文系・辻邦生『嵯峨野明月記』)。『嵯峨野明月記』は、まだ東大が小説を出題していたような大昔に本文として採られたことあったと記憶しています。つまり、東大と京大との両方で出題された本。古文なら多いでしょうが、現代文ならどうなのでしょうか。私は詳しくありませんが、他には内山節『時間についての十二章』が両方の大学で出題されています。 
 放課後は三者面談が一件。生徒が私からの質問に対する答えに窮して30分黙り込むシーンがありました。私はともかく、お父様が(恥ずかしいでしょうしイライラもするでしょうに)我慢なさったのに敬服。お父様がそうであるなら、子どもはきっと応えるでしょう。

 帰宅後、入浴、母君の食事の準備。母君がお休みになった後、近所の居酒屋「A」で独酌読書。