That old river poet that never, ever ends

 さて、本日土曜の時点で、明後日(30日・月曜)は台風12号がモロ被りの予報です。中1~高2の課外・補習は今日までで終了で、30日に課外があるのは高3だけです。高1・2年の応援団・装飾の活動は早々に中止が決定になり、月曜は学校への立ち入りが禁止になりました。さて、高3課外はどうする?
 ……って、そんなもん考えんでも休校やろがいな。こないだの生徒帰宅難民化の反省を踏まえて、31日最終日の課外を少し増やして調整して、30日は学校閉鎖……にはしないのが進学校の矜恃。台風は逸れる可能性もあればスピードの変化も考えられるので、やはり先日新たに決まった規定に従い前日の特別警報の有無を以て判断し当日朝6時にホームページ・メールシステムによる発表を行うべきだ、という管理職判断です。
 主任地理先生は土曜のうちから休校を決めたかったようですが、学年判断ではなく学校判断に従うのが組織ですのでやむなく(敢えなく)断念。私も休校派でしたけれども、結局30日は台風全逸れピーカンで通常営業が可能だったという結果を見れば結果的には学校判断が正しかったということになりますね(本当はもう少し複雑な経緯・事情があるんですけれどもここでは割愛します)。

 さて、本日は授業なし。放課後の特講もなし。土曜半ドンの後、東大・京大・九大受験者はそれぞれの大学の名を冠した模試があるので(土曜の午後と日曜とで受験)京大特講はなく、その代わりに模試の監督業務があるのですね。17時・18時からは三者面談が二件続きました。

 高1若しくは高2で現代文を担当する時には、「SIX WRODS たった6語の自己紹介」と題した表現実習を行うようにしています(63回生と67回生とで行いました)。英単語6語で自分を表現するに相応しい文(ある程度の非文は已む無し)を作成し、さらにそれに適当な日本語訳を付けるというシンプルなスタイルです。

 Course to science, spirit in humanity.(進路は理系、心は文系)

 高2の表現実習で上記の作品を書いたのが63回生のTくん。高1で担任を務めた時の私の彼評は「全科目出来る軍人(軍属)」だったので、文系に行って官僚になれば~? というメッセージをそこはかとなく送っていたのですけれども力及ばず理系へするりん、と。で、東大の社基(土木ですね)を4年で卒業してあっさりと経済産業省だっつーんだからまぁ私の予想も半分は当たったわけでこれは一勝一敗と言って良いのかしら。
 中2だったか中3だったかで初めて私を見た時の第一印象は最悪だった(なんだか生理的に駄目そうだったんですって)、と中3最後の3分間スピーチで教えて下さったんですけれども、気がつけば定期的に飲みに行くような関係になっているのが不思議。今日はさしで小料理屋「A」(準会員制みたいな隠れ家でデリケートな話もしやすい)~居酒屋「T」(Tくんご要望のK市グルメ、ラーメンと焼き鳥とが美味)という4時間コース、就職先決定記念ですね。

 10年後だとかその辺りに、「もうかれこれ長いこと飲みに行ってますけど、やっぱり先生のことは少しも好きになれません」とか言われたりするんじゃないかなぁ、とかちょっと期待してたりもするんですが……。